Instagram Direct誘導広告と通常のInstagram広告の違いとは?

Instagram Direct誘導広告と通常のInstagram広告の違いとは?

更新日:2023/06/28

今回の記事では、「そもそもInstagram Direct誘導広告とは何か?」「通常のインスタグラム広告よりも費用対効果が高い理由」について解説します。Instagram広告は多くのユーザーにリーチできるので、運用している企業も多いです。この記事を読むことで、Instagram Direct誘導広告で費用対効果の最大化を図ることができます。

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そもそもInstagram Direct誘導広告って何?
Instagram広告とInstagram Direct誘導広告って一緒じゃないの?
Instagram Direct誘導広告が通常のインスタ広告より費用対効果が高いって本当?
本記事はこれらの疑問を解決していきます。
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Instagram Direct誘導広告とInstagram広告の違いを解説!

まずは、そもそもInstagram Direct誘導広告とは何か?通常のInstagram広告とは何が違うのかについて解説します。

Instagram Direct誘導広告とは何か?

Instagram Direct誘導広告とは、ユーザーから広告のレビュー投稿や質問回答などのメッセージをCTAボタン(ユーザーのアクションを促す、Webサイト上のボタン)から送信して貰うことで、インスタグラムのDM画面に遷移させる広告です。
インスタグラムのDM画面に遷移させることで、企業様とユーザーは直接やり取りすることができます。ユーザーは直接やり取りすることで、商品やサービスへのリアルな質問ができるので、疑問や不安を少なからず解消できるでしょう。
したがって、Instagram Direct誘導広告を活用することで、企業はユーザーを潜在顧客から見込み顧客に育成しやすいメリットがあります。

Instagram広告とは何か?

通常のInstagram広告では、フィードやストーリー投稿などに「詳細はこちらから」や「お問い合わせ」などのCTAボタンを設置します。そして、自社のホームページやLP、ECサイトなどのページに遷移させる仕組みです。
Instagram広告は一般のインスタグラム投稿に自然に流れ込む形で配信されるので、ユーザーも広告に対して違和感なく自然に閲覧できます。そのため、ユーザーのCTAボタンへのクリックハードルは低いです。
Instagram広告とは何か?特徴をわかりやすく解説!
インスタグラム

Instagram Direct誘導広告とInstagram広告の違い

Instagram Direct誘導広告と通常のInstagram広告の違いは、CTAボタンクリック後の遷移画面のみです。
Instagram Direct誘導広告はCTAボタンクリック後の遷移画面がDM画面になり、通常のInstagram広告はCTAボタンクリック後の遷移画面が広告を打っている企業様のホームページやLP、ECサイトなどの商品やサービスの購入を促すページに飛びます。
広告の打ち出し方までは同じなので、Instagram Direct誘導広告と通常のInstagram広告のユーザーのCTAボタンのクリック率はそこまで変わりません。
ただ、通常のInstagram広告は、CTAボタンクリック後に急に外部サイトの自社ホームページやLP、ECサイトなどの商品やサービスの購入ページに飛ばされます。購買意欲がそこまで高くない状態でいきなり商品やサービスの購入ページに飛ばされると、人間は売りつけられた感が出るためサイトのプラウザを閉じてしまう傾向があります。例えば、洋服を見に行った時などに、店員に急に洋服を売りつけられると、なぜか拒否反応を起こして帰りたくなりますよね。
一方、Instagram Direct誘導広告はCTAボタンのクリック後にいきなり外部サイトの商品購入ページなどに飛ばされることもなく、インスタグラムのDM画面でチャットのやり取りをします。そのため、ユーザー側は画面遷移後に心理的な拒否反応が起こらないので、企業様は自然な流れでユーザーとのメッセージを重ねて購買意欲を高められるメリットがあるのが特徴です。
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Instagram Direct誘導広告の費用対効果が高い理由!

Instagram Direct誘導広告は、通常のInstagram広告に対してCVR(商品購入などサイトの目的成果に至った件数の割合)が5〜10倍にものぼります。
なぜ、Instagram Direct誘導広告が広告出稿の費用対効果が高いのかの理由を3点ご紹介します。

①買い物客の72%が購入前のチャットで買い物率UP!

広告費用対効果の調査によると、買い物客は購入前に販売企業とのチャットを希望しています。
そして、買い物客の72%が購入前にチャットで販売企業にリアルタイムで質問の機会があると、その商品やサービスの購入率は高まるというデータ結果が得られました。
買い物客が商品やサービスを購入する時は誰でも少なからず不安があります。その時にチャットでリアルタイムの質問ができると買い物客は疑問が解消され、商品やサービスを購入する前の不安が安心感へ変わるのでしょう。
その結果、大多数の人は買い物前に販売企業とチャットでやり取りすることで、購入率が上がります。
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②潜在顧客を見込み顧客に育成できる!

インスタグラムを使ってるユーザーは広告のCTAボタンをクリックしたとしても、その段階では必ずしも購買意欲が高いわけではありません。
しかし、Instagram Direct誘導広告ではCTAボタンをクリック後にDMへのやり取りに繋げられるので、潜在顧客を見込み顧客に育成できます。潜在顧客に対して、商品やサービスの購入メリットやお得情報を定期的に送ることで、商品やサービスに対して自然と愛着が湧き、購入意欲を高めることができます。
また、顧客が購入したい、サービスを受けたいと思ったタイミングで、顧客とインスタグラムのDMを介して繋がっているのも大きいです。一般的に顧客は、商品やサービスを購入する場合には同業他社と比較検討してからどこから商品やサービスを購入するか決めます。その際に、DMを介して既に顧客と繋がっている企業様は、他の同業他社より親密感を得ているので、顧客から選ばれる可能性が高いです。
結果、Instagram Direct誘導広告は幅広くリーチした潜在顧客を見込み顧客に育成できるので、広告費用対効果が高まります。

③外部サイトへの遷移で発生する離脱率を減らす

通常のInstagram広告は、広告のCTAボタンをクリックすると外部サイトの自社ホームページやLP(流入してきた訪問者のアクションを促すためのページ)などの購入ページに飛ばされるため、離脱するユーザーも多いですよね。
対して、Instagram Direct誘導広告は、ユーザーが広告のCTAボタンをクリックしても外部サイトに飛ばされず、そのままインスタグラムのDM画面へ遷移するのでCTAボタンをクリック後の離脱率を減らすことができます。
ユーザーは、外部サイトの一方向のLPなどの購入ページへの誘導に対して拒否感を抱きやすいです。なぜなら、自分が欲しくないのに無理やり買わされるという悪いイメージがあるからです。
インスタグラムのDM画面への遷移の場合は、チャットのため一方的ではなく双方向のやり取りができるので、無理やりの買わされ感がありません。
そのため、Instagram Direct誘導広告は外部サイトへ遷移される通常のInstagram広告と比較してユーザーの離脱率が低いため、広告の費用対効果が高くなります。
パソコン

Instagram Direct誘導広告の出稿方法

Instagram  Direct広告の出稿方法の基本的な大枠の流れは、従来のInstagram広告と大部分は変わりません。必要なものは、下記3点で通常のInstagram広告と同様です。

  • Instagramのビジネスアカウント
  • Facebookのビジネスアカウント
  • パソコン

Instagram Direct誘導広告と通常のInstagramt広告の出稿手順の異なる点は、Instagram Direct誘導広告の設定の際にCTAボタンからDM画面に遷移する設定にすること、及びDMの自動化ツールを連動させることの2点です。
DMの自動化は、Instagramの運営元のメタ社が2021年に公式APIを公開したので可能となりました。APIとはソフトウェア同士を繋げることです。
公式APIの公開により、インスタグラムは外部アプリとの連携が可能になりました。公式APIによりDMの自動化が可能になったことで、Instagram Direct誘導広告は広告費用対効果の高い新たなInstagramマーケティング手法として確立しました。
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DMの自動化に対応できないと、ユーザーがDM画面に遷移してチャットで質問しても土日や夜中の場合、企業は返信対応できません。
また、一つの定型文のみ自動返信設定することも可能でしたが、「後ほど営業時間内にスタッフが返信します」などの素っ気ない返信対応になるので、ユーザーの興味は薄れてしまいます。
Instagram Direct誘導広告のDMの自動化は、Instagramの公式APIを活用した自動返信ツールを活用することで可能です。
Instagram自動返信ツールは、DMでの問い合わせに対して、適切なメッセージを即レスすることができます。CTAボタンを押した後のユーザーの離脱率が下がるので、広告費用対効果も上がります。
Instagram自動返信ツールには、「sikiapi」がおすすめです。以下のリンクにサービス詳細の説明や問い合わせフォームがありますので、ぜひ確認・検討をしてみてはいかがでしょうか。
「sikiapi」URL:sikiapi(シキアピ)|対話型マーケティングツール
ネットショッピング

Instagram Direct誘導広告でDMから購入に繋げる方法!

では、実際にInstagram Direct誘導広告を活用して商品購入に繋がった活用事例を4つ紹介しましょう。

①質問への選択式回答で無料のお得なプレゼント!

インスタグラムのDM画面に移った後、ユーザーの購買意欲が分かるような質問を投げかけます。
例えば、下記の様な質問と回答です。
質問:〇〇商品に興味はどの位ありますか?質問に回答して頂けた方限定で無料のお得なプレゼントをご用意しています。回答も選択式で番号を選んで頂くだけなので、一瞬で済みますのでご安心ください!
選択:①すぐにでも欲しい ②興味がある ③具体的な内容次第 ④要らない ⑤まだ分からない
回答:①
ユーザーの回答によって、無料のお得なプレゼントの内容を分けるのがおすすめです。
例えば、ユーザーが「①のすぐにでも欲しい」を選んだ場合には、すぐにアクションを起こさせる割引クーポンなどが良いでしょう。また、ユーザーが「③の具体的な内容次第」を選んだ場合には、購入意欲を引き立てるような教材資料などがおすすめです。
DMでの双方向のやり取りにより、ユーザーが主体的に質問に回答をすることで購入に繋がった事例です。

②簡単なキーワードをDMに記入するとお得な無料情報プレゼント!

インスタグラムのDM画面に移った後、簡単なキーワードを記入したらお得な無料特典プレゼントなども効果があります。ユーザーは、簡単なキーワードをチャットで記入するだけなので、一歩目のハードルが低く最初の無料特典は受け取ります。
無料特典がユーザーの興味を引くような内容になっていれば、それ以降もチャットのやり取りが続き、商品やサービスの購入に繋がります。

③レビュー投稿の報酬として特典プレゼント

レビュー投稿の報酬として特典プレゼントなどにすると、ユーザーは協力的に参加します。なぜなら、人間は周囲のものを評価したがる生き物だからです。
特典プレゼントのコンテンツで販売したい商品のメリットを伝え、商品購入に繋げます。

④クイズ回答で特典プレゼント!

クイズに回答すると特典プレゼントなども効果があります。人間はクイズを出されると反射的に答えなきゃいけないと思い込んでしまいます。
DMでクイズのやり取りを行うことで、ユーザーは親近感を持ち商品の購入に繋がりやすく
なります。

まとめ

「Instagram Direct誘導広告とは?」や「なぜInstagram Direct誘導広告は通常のInstagram 広告より費用対効果が高いのか?」についてまとめました。

  • Instagram Direct誘導広告とは、広告のCTAボタンからDM画面に遷移させて、チャットポットから購入に繋げる手法。
  • 通常のInstagram広告よりInstagram Direct誘導広告の広告費用対効果が高い理由は、DM画面への遷移によるユーザーの離脱率の低下、チャットのやり取りにより潜在顧客の購入率アップ。

今回の記事を読んでInstagram Direct誘導広告についての疑問は解消されたでしょうか?
Instagram Direct誘導広告を利用して、広告費に対して最大の成果を挙げてくださいね。

柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。