更新日:2024/06/12
Instagramのビジネスアカウントは、企業やブランドがInstagram上でプロフェッショナルなプレゼンスを確立するための特別なアカウントタイプです。ビジネスアカウントを使用すると、インサイト機能にアクセスでき、フォロワーのデモグラフィックや投稿のパフォーマンスを詳しく分析できます。また、プロモーション機能を使って投稿を広告として展開し、広範なオーディエンスにリーチすることができます。さらに、ビジネスプロフィールには連絡ボタンを追加でき、フォロワーが簡単に連絡を取ることが可能です。ショッピング機能を利用すれば、Instagram上で直接商品を販売することも可能です。これらの機能により、Instagramのビジネスアカウントはブランドの認知度向上、顧客とのエンゲージメント強化、売上増加をサポートします
Instagramビジネスアカウントとは、企業向けのInstagramアカウントです。
集客や販促活動を行うために効果的な機能を利用することができます。
作成方法は、以下の通りです。
個人用アカウントとは、一般ユーザーが利用するアカウントです。
個人用アカウントでは、ビジネスアカウントで利用できる機能は利用できません。
クリエイターアカウントとは、ビジネスアカウントと同じプロアカウントの1つですが、その中でもデザイナーやインフルエンサーなどが利用するアカウントです。
Instagramビジネスアカウントは誰でも無料で切り替えることができます。
また、広告などを掲載しなければ、一切料金が発生することがありません。
ビジネスアカウントを利用することによって、広告の掲載やインサイトによる分析、企業情報が掲載できるなどのさまざまなメリットがあります。
プロフィールは一般アカウントと同様に、「設定」から「プロフィール」を開いて、編集することができます。
ビジネスアカウントのプロフィールに掲載できる企業情報は、主に問い合わせ先、予約ページ、購入ページ、公式サイトなどを掲載します。
Instagramでは、認証バッジをもらう方法が公開されていないので、具体的な方法は不明ですが、公式アカウントであることが重要と言われています。
フィードとは、フォローしているアカウントやおすすめのアカウントの投稿が表示される画面で、画面上にはストーリーズも表示されています。
ストーリーズは、フィード画面の上に表示されている投稿で、画像と最大15秒までの動画を投稿することができます。
発見タブとは、虫眼鏡のマークのタブをクリックすると表示されます。
発見タブでは、おすすめの投稿やいいねや保存に基づいた投稿が表示されます。
リールとは、TikTokやYouTubeショートのような縦型の動画で、スクロールすることで次の動画を視聴できます。
画像広告とは、画像とテキストのみで構成されている最も基本的なフォーマットの広告です。
動画広告は、動画とテキストで構成されているフォーマットの広告で、画像広告よりも視覚的で多くの情報をユーザーにアプローチできます。
カルーセル広告は、1つの広告で最大10点の画像か動画を掲載することができ、スワイプすることでコンテンツが切り替わります。
また、それぞれの画像または動画にリンクを付けることが可能です。
ショッピング広告とは、画像や動画に商品タグを付けて配信できる広告です。
ユーザーは気になる商品を見つけた時に、気軽に購入ページまでアクセスすることができます。
コレクション広告とは、カタログ式のフォーマットになっており、商品の発見から購入まで促すことができる広告です。
ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーなどが投稿したブランドコンテンツをビジネスパートナーの企業が広告として配信できる広告形式のことです。
インプレッション課金(CPM)とは、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金形式です。
クリック課金(CPC)とは、広告がクリックされるごとに費用が発生する課金形式です。
アプリインストール課金(CPI)とは、広告を通して自社が提供しているアプリがインストールされることで費用が発生する課金形式です。
動画再生課金(CPV)とは、動画広告にのみ適用される課金形式で、動画が10秒以上再生されるごとに費用が発生します。
Instagramのターゲティング機能はFacebook社と同じなのでとても精度が高く、主に以下のターゲティングが可能です。
Instagram広告の費用相場は、以下の通りです。
Instagram広告は、広告として掲載したい既存の投稿を選択して、予算、目標、期間などを設定することで掲載できます。
しかし、審査があるので、投稿内容には注意が必要です。
広告を掲載することによって、フォロワー以外のユーザーにアプローチできたり、特定のターゲットのみにアプローチさせることができます。
広告は、分析や改善を行い戦略的に行わなければ、ほとんど効果が現れずに赤字になる場合があるので、常に改善点や分析などをするようにしましょう。
広告は一般消費者向けのものがほとんどなので、企業に対しては効果が薄くリーチしにくいです。
また、広告ポリシーの審査があり、ポリシー違反をしてしまうと広告が掲載できない場合があるので、注意が必要です。
広告は、まだリーチできていないユーザー層に向けて配信したり、認知度の拡大を目指すために活用することで効果的に成果を得られやすいです。
sikiapi(シキアピ)
sikiapi(シキアピ)は、シナリオ型のチャットボットを活用し、対話型マーケティングで企業のInstagram・LINE公式アカウント運用を支援するツールです。
セグメント配信、シナリオ配信、自動応答機能などで顧客一人ひとりにカテゴライズされたマーケティングが可能となります。AIのようにその場で会話を考えていく機能はありませんが、シナリオ型のチャットボットのメリットを最大限に活かしているため、質の高いサービスを顧客一人ひとりにカスタマイズして届けることができます。
また、sikiapiはシナリオ型チャットボットを作成する上で、プログラミングなどの特殊な技能は必要ありません。直感的な操作でチャットボットを作ることができることも大きな魅力の一つとなっています。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | sikiapi |
会社名 | 株式会社Enigol |
公式サイト | https://sikiapi.com/ |
インサイトとは、Instagramが公開している分析ツールで、投稿やストーリーズ、アカウントのフォロワー推移やいいねなどを確認することができます。
インサイトは、一般用アカウントでは見ることができないので、ビジネスアカウントかクリエイターアカウントに切り替える必要があります。
インプレッション数とは、投稿が表示された合計回数です。
同じユーザーが5回見た場合は、インプレッション数が5回になります。
リーチ数とは、投稿をみたユニークアカウント数です。
ユニークアカウントとは、その投稿をみたユーザー数で、同じユーザーが2回見ても1回のカウントです。
エンゲージメント率とは、投稿に「いいね」「コメント」「保存」「フォロー」などのアクションを起こしたユニークアカウント数です。
プロフィールビューとは、投稿をきっかけにプロフィールにアクセスした総数です。
検索からプロフィールを見たユーザーなどはカウントされません。
フォロワーとは、性別や年齢、アクセスの時間帯などを分析して、表示してくれる項目です。
また、フォロワー数が100人以上でないと利用することができません。
保存数とは、投稿の「いいね」や「コメント」ではなく「保存」をしたユーザー数です。
Webサイトクリック数とは、投稿からプロフィールに掲載している企業や店舗のWebサイトをクリックした数です。
メールアドレスのクリック数とは、DMやコメントではなくビジネスのメールを送信した数です。
インサイトを使うためには、ビジネスアカウントかクリエイターアカウントに切り替えることが必要です。
また、インサイトを使って効果的に分析・改善してアカウントを成長させます。
インサイトの分析データは、ダウンロードすることができず、閲覧期間の期限もあるので、長期的に保存したい場合、別の媒体などにメモしておくようにしましょう。
インサイトを利用してアカウントがさらに成長するための対策や戦略などを立案して、改善させるなどの活用方法が効果的です。
Instagramの月間アクティブユーザー数は、全世界で約20億人以上(2020年10月時点)です。
Instagramの国内の月間アクティブユーザー数は、約4,610万人以上(2022年1月時点)です。
Instagramのユーザーの年齢層は、20代〜40代の若者が最も多く利用しているので、若者向けのコンテンツにとてもニーズがあります。
Instagramの男女比は、男性43%、女性57%になっているので、全体的に女性ユーザーの方が多いSNSです。
Instagramは、若者の女性に特に人気の高いSNSなので、ファッションや美容、コスメなどの女性向けビジネスを拡散するのに適しています。
効果的な投稿時間は、朝の7時〜8時、昼の12時〜13時、夜19時〜22時の間です。
この時間帯では仕事や学校で忙しいユーザーも休憩や帰りで見ていることが多いです。
Instagramは、仕事や学校がある平日よりも旅行やイベントなどに出かけることが多い土日に見られることや投稿されることが多いです。
そのため、土日を狙って投稿することが効果的です。
投稿頻度は、できるだけ毎日投稿することがベストですが、忙しい場合は週に1回以上の投稿頻度を意識しましょう。
ハッシュタグは、ただ大量に利用するのではなく、自社のコンセプトや投稿内容に合わせて、適切なハッシュタグを選択して投稿することが大切です。
例えば、飲食店の料理の投稿なら「料理」「カフェ」など。
フォローバックはコミュニケーションの1つなので大切ですが、フォローする基準などを設けて、フォローしすぎないようにすることが大切です。
投稿やストーリーズに付くコメントを積極的に返すことで、フォロワーとの関係性が深まり顧客になってくれる可能性が高くなります。
DMは、イベントやキャンペーンの告知、問い合わせ窓口などとして利用することで、ユーザーに効果的にアプローチすることができます。
しかし、DMが頻繁に送られてくることに対して不快感や鬱陶しさを感じてしまうユーザーもいるので、頻度や内容、量は意識が必要です。
Instagramビジネスアカウントを効果的に利用することによって、多くのユーザーにアプローチできるので、とても高いマーケティング効果を期待できます。
しかし、Instagramを十分に理解して利用できているアカウントはあまり多くないので、長期的に運用しているのに効果が出ていないということも多いです。
そのため、これからInstagram運用を始める企業は、ぜひ今回の質問を参考にしてみることをおすすめします。
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。