更新日:2023/08/02
集客・マーケティングのためにInstagramが活用されることが増えてきました。世界中の人が利用しているInstagramで、特に地元・ローカル顧客向けにマーケティングを展開したい場合はどのようなことに気をつければいいのか、この記事では7つのコツを紹介しています。
読者の皆さんはInstagramを使っていますか? 実際に多くの人が日常的に使っているInstagramですが、娯楽目的でなくマーケティングにも使われているのは知っていましたか? 今回の記事ではInstagramマーケティングについてみていくことにします。
InstagramマーケティングはSNSの発展・新型コロナウイルスの蔓延により大きく成長を遂げた分野の一つです。これによって私たちは日常的にInstagramを見て自分の欲しい商品を探したり、実際にお目当ての商品を見つけたらInstagramから買うこともできるようになりました。 他にも、Instagramで自分の企業の商品に興味がある人を探すことも可能になりました。ハッシュタグなどの色々な機能・ストーリー・投稿 etc など多くの機能が隠れています。
さて、 Instagramマーケティングの中でも、地元の小売店がローカル顧客を見つけるにはどうすればいいのでしょうか? 大企業は置いておいて・・・地元の小売店のオーナーはその土地の人たちにお店にきてもらって商品を買ってもらうことを望んでいます。現代では、商店街だけでなく路地の裏などにも多く の店が存在するので、自分の店に来てもらう顧客を獲得するために色々な方法が模索されています。その一つがInstagramを使うことで集客する方法です。 具体的にどのようにInstagramを活用すれば良いのでしょうか? 以下では、具体的な方法についてみていくことにしましょう。
まず、プロフィールから勝負は始まっています。多くの人はプロフィールを見ることでその人がどのような人なのか・どのようなことに興味があるのかなどを把握します。ここで興味を持ってもらえなければ投稿やストーリーを見られることもない、即ち足切りにあってしまいます。勿論 プロフィールは何でも書けば良いということではありません。あまりにも長いと読む気を失ってしまいますよね。簡潔にするのが原則です。
などを簡単に載せておくと良いと思います。専門的な内容はストーリー・投稿ですれば良いので、ここでは上で書いたように足切りにならないことが大事になるでしょう。 少し深い内容なのですが、ストーリーを見る場合はアイコンをタッチして見ることになります。 多くの人は黒・人間・風景の画像などにしてしまうのですが・・・これだと多くの人と被ってしま いますよね。赤・黄などのシンプルなアイコンの方が人間は覚えやすく、そのストーリーが面白ければ大きく印象に残るはずです。色彩感覚から勝負が始まっているのは面白いですよね。
読者の皆さんはハイライト機能を知っていますか? ストーリー・投稿機能は知っていると思うのですが、意外とハイライト機能を知らない人は多く存在します。ハイライト機能とは、投稿したストーリーを24時間以降もプロフィールに残したまま公開しておく方法です。Instagramのストーリー機能は一日経過するとストーリーが消えてしまい他の人からは見られなくなってしまいます。しかし、ハイライト機能を使うことで、高評価だった(つまりバズった)ストーリだけをハイライトとしてプロフィールに残しておくことが可能になります。 ハイライトは投稿と違って一々スクロールをしなくても見ることができるので、多くの人がプロフィールの次にハイライトを見ます。
ハイライトにはどのようなストーリーを載せていけば良いのでしょうか? 勿論ハイライトに載せるストーリーは面白いストーリーに厳選した方が良いですよね。そして、分野ごとにまとめることが大事だと思います。例えば、食事の画像・動物の画像が混ざってご ちゃごちゃしていたら読み手も何を伝えたいか伝わらないと思います。分野ごとに絞って載せていくべきですよね。
これも少し深い内容なのですが、何でもかんでもハイライトにすれば良いというのは完全に嘘です。ストーリー・投稿・ハイライトなどにも色々共通するのですが、発信するトピックは四つぐらいにした方が無難です。例えば、地元のカフェがサッカーや野球のことを多く発信しているなら本当に伝えたい内容がボケてしまいますし、読み手もカフェの内容を求めているのにサッカーの内容ばかりを投稿していたらフォローを外すと思います。個人的な趣味は自分の趣味アカウント(個人アカウント)で発信すれば解決ですね。 例えば、カフェ・グルメならトピックの相性も良く、複数の関連するトピックについてバランス良く発信していくことが上級者テクニックだと思います。
タグ付け機能は色々あります。人・場所・企業など色々タグ付けすることができます。タグ付けにはどのようなメリットがあるのでしょうか? まず、タグ付けをすることでユーザーが自分のアカウントを見つけやすくなるというメリットがあります。例えば、自分の家の近くで美味しいレストランやカフェをInstagramで探そうとするとき、場所をタグ付けしておけば自分のお店のアカウントが見つかりやすくなります。
その土地専門のインフルエンサー(例えば、ピンポイントの場所のグルメを沢山発信していたりする人)や自分のお店に来てくれた有名人をタグ付けしておけば沢山の多くの人に見つけてもらいやすいです。地元・ローカルのお店同士で互いにタグ付けすることも有効で、互いのフォロワーに認知してもらえます。
ストーリー(ハイライト)の活用方法、タグ付けの有効性は分かっていただけたでしょうか? 次は投稿についてみていきましょう。Instagramのメインである投稿ですが、どのような内容を投稿していけば良いのでしょうか? まず投稿は画像が大事になります。Instagramユーザーは文字よりも画像を先に見るのでここで面白くないと投稿を読んで貰えません。シンプルで分かりやすく画像を編集するスキルも非常に大事になってきます。シンプルな画像を載せた後は、個別の画像を何枚か載せてピンポイントで伝えたい内容を伝えていけば良いと思います。
次は投稿の内容です。投稿の内容は上で書いたように多くのトピックを入れてはいけません。読み手にシンプルに伝えるために投稿に関係のある内容を積極的に盛り込みつつ、分量は抑えることが大事になってきます。例えば、自分のお店のおすすめメニューの紹介だとしたら、イチオシの点だけでなく、値段なども盛り込んでおくと読み手にとってはありがたいと思います。ストーリー・ハイライトと同様に読み手が何を求めているかを考えてそれを盛り込んでいくことや、第三者に見てもらって分量が多すぎないかや伝えたいことがボケていないかなどを確認してもらうべきだと思います。まずは、他のInstagramを使い慣れている人(インスタグラマー)の投稿を参考にして自分の投稿スタイルを組み立てていくことから始めてみたらいかがでしょうか?
ストーリーやタグ付け、投稿などを頑張ることによって多くの人がお店のInstagramアカウントを見にきてくれると思います。そして、その中でお店に行きたいと思う人が一定数出てくると思います。そうすると、商品の値段や予約状況などをより詳細に確認したいと思う人が出てくることは想像できると思います。
その時にチャットボットが役に立ちます。チャットボットとは自動で返信をしてくれるサービスのことで、これを導入することによって互いにスムーズなコミュニケーションが可能になります。チャットボットを利用することで、自動で返信を行うことが可能なので、ライブのコメントを自動で返せるようになることからライブ配信などをしやすくなります。顧客一人ひとりに合わせた対応を素早く行えるチャットボットはCRM(顧客との関係)を上げることにもつながり、顧客とのつながりも強固になります。顧客側もお店をより身近に感じることが可能なので、行くまでのハードルが下がったり、よりレベルの高いサービスが受けられるというワクワクもあると思います。
これは現在の全てのマーケティングに通じる強力な方法です。例えば、芸能人が〜のお店に行ったと投稿するだけで翌日にはそのお店に多くの人が訪れます。インフルエンサーと協力することで莫大な数の人に知ってもらうことができますし、訪れた人たちがタグ付けをしてくれてさらに沢山のフォロワー獲得に繋がるかもしれません。インフルエンサーだけではなく、雑誌の取材を受けることも同様の効果があると思います。インフルエンサーや雑誌に協力をして貰えるように頼んだり、知り合いにそういった関係の人がいないか探すことが大事です。
地域で協力をすることも大事です。やはり一店舗だと影響力は小さいのが現状です。しかし、地域全体で協力すればその影響力は合わさってとても大きくなります。では、どのように地域で協力していけばいいのでしょうか?
例えば、読者の皆さんの住んでいる地域ではお祭りなどはありませんか? お祭りをやることで、子供・保護者の両方に来てもらって自分達のお店を知ってもらうことができます。大きいお祭りになると、遠くの地域からも多くの人が来ていることが多く、その人たちがInstagramに足跡を残します。このようなプロセスによって地元・ローカルの顧客が増えていきます。
他にも、地域全体でInstagramのアカウントを作って地域紹介をしていくことも有効です。これだと色々なジャンルの投稿になるので色々なフォロワーが集まります。もしかしたら、これまでは興味がなかった分野にも新しく興味を持つ人が現れるかもしれませんよね。このように地域全体で協力をしていくことで一つ一つの店舗の小ささをカバーすることが可能になります。個人・地域それぞれで別々の戦略を立てていくことが大事になってきますね。
上では七つのInstagram活用術を紹介してみました。要点を抽出してシンプルにまとめてみることにします。
ストーリー・ハイライト・投稿の技術は画像編集・分かりやすい文章をどのぐらい書けるかにかかっています。現代ではWeb広告などでも画像編集のスキルは必須です。インターネットに載っている色々な広告を参考にしたり、Illustratorの使い方などを覚えたりしてInstagramユーザーの視覚に訴える画像を作りましょう。そして、コンパクトで分かりやすい文章を書けるように日頃から訓練しましょう。その時に色々な人に見てもらってフィードバックを受けることが一番大切です。
やはりマーケティングの基本はこの認知度です。認知されないと何も始まりません。地元・ローカル顧客を見つけるためには多くの人にInstagramを見てもらう必要があります。そのためにインフルエンサーを起用したり、規模を大きくして認知度を上げることが大切です。投稿やストーリーもマメに更新することで一度獲得した認知度を落とさないようにすることも同じぐらい大事なことになります。チャットボットを始めとする最先端のツールを導入することによって、より効率良く顧客を満足させたり認知度を上げたりすることに繋がります。最先端・流行りのツールを取り入れていくことも意識しましょう。
他人と協力をすることで、両者ともメリットがあることは分かっていただけたと思います。そのために必要なことはコミュニケーション能力です。高いコミュニケーション能力があれば、実際に自分から一緒に協力しませんか? と話しかけることができて有利になります。しっかり互いにメリットがあることを説明して一緒に伸ばし方を考えていくようにしましょう。そのためには両者共にコミュニケーション能力が最も大事になってきます。
Instagramを使って、地元・ローカル顧客を獲得する方法をみてきました。上級者向けのテクニックもありますが、Instagramを始めたばかりの人でも簡単にできるテクニックも多くあることが分かっていただけたと思います。あとは実際に行動するだけですね。
しかし、一度Instagramで顧客を獲得したから安心というわけではありません。Instagramのフォロワーはフォローを解除してしまえば失われてしまいます。勿論、Instagramマーケティングも大事なのですが、もっと根幹の部分、つまり顧客を第一に考えることが最も当たり前で大切なことですよね。それさえ分かっていればあとはマーケティング方法を考えるだけ。
この記事で紹介した内容以外にも色々なInstagramの使い方があると思います。読者の皆さんもInstagramを使いこなすことで、オリジナルのマーケティング戦略を考えてくださいね!
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。