InstagramでMAツールを活用しよう!利用法完全攻略!

InstagramでMAツールを活用しよう!利用法完全攻略!

更新日:2023/07/05

「Instagramでマーケティングを始めたいけれど、十分に運用できるリソースがない!」そんな時に利用していきたいのがMA(マーケティングオートメーション)ツールです!この記事ではMAツールのメリットデメリットから、おすすめのMAツールまで、徹底的に解説していきます。

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MAツールとは?

MAとは、マーケティングオートメーションの略で、新規顧客や見込み顧客の獲得、情報収集などのマーケティングを自動化して効率的にするツールのことです。
InstagramなどのSNSを使ったマーケティング活動では、数多くのユーザー情報を取得したり、分析、コミュニケーションを取る必要があります。
また、必要最低限のコストで自社の顧客になってくれるユーザーのみをターゲットにすることが大切なので、手動では大きな手間になってしまい、効率的に行動できません。そのため、多くの企業がSNS運用でMAツールを使用してマーケティング活動を行っており、数多くの業務を自動化・効率化することで、大きな成果を上げています。
MARKETING AUTOMATION

MAツールを導入するメリット

多くの顧客管理を行うときに、とても効果的なMAツールを導入することによって、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
ここでは、MAツールを導入するメリットを主に3つ解説します。

業務効率の向上

MAツールを導入するメリットの1つ目は、業務効率の向上が期待できることです。
MAツールは、顧客管理から顧客データの分析、ターゲティングやDM管理などの作業を自動で行ってくれるので、手動で行う作業を大幅に削減できます。
実際に、化粧品や文房具などの商品を扱っている企業は、これまでフォロワーにメッセージを一斉送信していたので、読まれずに放置されることが多かったです。
しかし、MAツールを導入することによって、ひとりひとりに適切なメッセージを送れるようになり、メッセージを読まれることが多くなりました。
そのため、MAツールを導入することで、手間のかかる作業を自動化してくれるので、業務効率を向上します。

大量のデータから分析ができる

マーケティングで成果を出すためには、大量にある顧客情報や参入している市場などの分析が大切です。
MAツールでは、顧客情報やフォロワー数やアクセス数の推移の管理を行い、そこから得た情報を分析することができます。
そのため、多くの顧客を抱えている企業やフォロワーのニーズを知りたい企業でも、MAツールを導入すれば、気軽に情報収集が行えるので、分析結果をもとに行動できます。
また、SNSはMAツールを導入してフォロワーの年齢層や性別、住んでいる地域などを正確に分析することで、大きな結果に繋がりやすいです。
人々

新規顧客の獲得がしやすくなる

自社との設定がない新規顧客を獲得するためには、多くの労力を必要としますが、MAツールを導入することで、新規顧客の獲得もしやすくなります。
MAツールを利用して顧客のニーズや顧客の好みなどを分析したり、どんな層の顧客が多くいるのか分析することで、新たにアプローチするべき層も判断しやすくなります。
実際に、InstagramやFacebookを利用している企業では、高度な分析をもとに特定のユーザーにのみアプローチを行い、新規顧客を獲得していることが多いです。
そのため、新規顧客の獲得で大きなコストがかかっている企業にも、MAツールの導入は効果的です。

MAツールを導入するデメリット

MAツールを導入することによって、多くのメリットを得ることができ、マーケティング活動による成果を高くすることがわかりました。
しかし、MAツールを導入してマーケティングを行うことによって、いくつかデメリットが発生することもあります。
続いては、MAツールを導入するデメリットを主に3つ解説します。

機能を十分に使えない

MAツールを導入することで、さまざまなメリットを得ることができますが、機能を十分に使えなければ、MAツールが負担になることもあります。
MAツールは、顧客管理やデータ分析、DM管理などを自動で行い、適切なユーザーにアプローチを行うなど多機能なツールなので、十分に使いこなせるだけの知識も必要です。
機能を十分に使うことができなければ、マーケティングで十分な成果も出すことができず、コストだけがかかり続ける状態になってしまいます。
そのため、MAツールを導入する場合は、事前にMAツールの基本的な知識を理解して、自社に適したものを選びましょう。

コストがかかる

ほとんどのMAツールは初期費用と月額利用料が発生するので、機能を十分に使いこなせていなかったり、成果が出ていなくても、料金を支払わなければいけません。
また、ツールによって料金は異なりますが、基本的に初期費用も月額利用料も10,000円〜100,000円以上かかることが多いです。
そのため、自社に適していないMAツールを導入してしまったり、機能を十分に使えず成果を出すことができなかった場合は、大きな負担になってしまいます。
豊富な機能があり、高い結果を期待できるMAツールには、高いコストがかかるので、導入する場合は、しっかりと検討することをおすすめします。

運用が難しく時間がかる 

MAツールを導入すれば業務効率の向上は期待できますが、導入していきなり効果が出るわけではありません。
MAツールの運用体制を構築して仕組み化するまでには、マーケティングやMAツールに関する知識が必要です。
実際に、MAツールの運用体制を整えるための知識が足りない企業では、他社のマーケターに構築を外注することも少なくありません。
そのため、MAツールで効果的に運用するためには、高い知識や時間がかかることを理解しておきましょう。
また、自社の商品・サービスに適したMAツールを導入したり、事前にMAツールやマーケティングの知識を身につけておくことも大切です。
分析

MAツールをInstagramで活用する方法 

Instagramは、日本国内だけでも3,300万人以上(2019年6月時点)もアクティブユーザーがいるので、MAツールを活用して運用することによって高い効果を期待できます。
しかし、MAツールをInstagramで効果的に活用できなければ、コストが重なるばかりで効果はほとんど期待できません。
ここでは、MAツールをInstagramで活用する方法を主に4つ解説します。

目的や目標を明確にする

InstagramなどのSNSでMAツールを導入することによって、大きな成果を上げている企業は多いので、MAツールの導入を検討している企業は多いです。
しかし、多機能で高い効果が期待できるMAツールは、しっかりと目的や目標を明確にしてから導入しなければ、高い効果は期待できません。
実際に、MAツールによって使える機能や特徴は異なっており、企業の事業内容やアプローチ方法によって最適なMAツールも大きく異なります。
そのため、MAツールを導入する前に、Instagramでマーケティングを行う目的や目標を明確に決めて、必要な機能や業務内容をもとにMAツールの導入を検討しましょう。

自社に適したツールを選ぶ 

InstagramはMAツールの導入に向いていますが、自社の商品・サービスやターゲットがInstagramに適していなければ、意味がありません。
また、BtoB向けやBtoC向けなど多くのMAツールが存在しているので、評判の高さや機能性よりも自社に適しているかどうかが大切です。
同じマーケティング活動でも、DMを使ってアプローチする方法と投稿やストーリーを使ってアプローチする場合では、必要な機能が大きく変わります。
そのため、自社がInstagramで行う戦略や提供する商品・サービス、想定のターゲットなどを考えてツールを選ぶようにしましょう。
スマートフォン

Instagramのユーザー層を理解して運用する 

Instagramのアクティブユーザーのほとんどは10代〜30代の若者が多く、その中でも半分以上が女性ユーザーになってます。
もちろん、男性ユーザーや30代以上のユーザーも多く利用していますが、Instagramマーケティングでは、若者や女性向けの企業が有利になっています。
さらに、Instagramのユーザーの多くは、ハッシュタグやDM、ストーリーなどの情報から商品・サービスを知ることが多いです。
そのため、以上のようなInstagramのユーザー層の特性を理解して、MAツールの運用を考えましょう。
間違ったアプローチ方法では、MAツールを利用してもあまり効果が期待できないことが多いです。

分析や改善を繰り返す

Instagramで、マーケティング活動を行う目的や目標を明確にして、自社に最適なMAツールを導入しても失敗することは多いです。
参入段階ではフォロワーやアクセス数などが少なく、ほとんど認知度や信頼度を獲得できていません。
また、競合他社のアカウントやターゲットのユーザー情報などを分析して、効果を出すための改善策を成功するまで考えることが大切です。
実際に、MAツールは大量の顧客情報や特定の市場を分析して管理、アプローチできる機能があるので、分析や改善を徹底して行えます。
特に、Instagramはビジネス向けに運用するための機能が豊富で、数多くの競合他社が参入しています。
そのため、インスタグラムでは、分析や改善を繰り返さなければ成果を上げることは難しいです。
パソコン

InstagramのAPIを使った顧客管理ができるMAツール4選

InstagramのAPIを使って顧客管理を効率的に行うことができるMAツールは、数多くあります。
実際に、Instagramを使ってマーケティング活動を行っている企業の多くは、MAツールを導入していることが多いです。
ここでは、Instagramで効果的にマーケティングができ、使いやすく高い成果を期待できるMAツールを4つ解説します。
sikiapi シキアピ

sikiapi

sikiapiは、「株式会社Enigol / Enigol Inc.」が提供しているInstagramのCRM・MAツールで、1体1のコミュニケーションや顧客の属性別管理などに適しています。
顧客が増加して多くのユーザーからDMなどでメッセージをもらうようになってくると、全てのメッセージに対応することが難しくなります。
sikiapiでは、定型文を作成して自動応答する機能やフォロワーの推移を管理・分析しサポートしてくれるので、運用に必要なリソースを確保することが可能です。そのため、リピーターの獲得ユーザーのニーズに適した配信やコンテンツ提供が行えます。
参照:sikiapi

istep 

istepは、「株式会社ネルプ」が提供しているInstagram専用のMAツールです。
Instagramでフォロワーを増やすことよりも、売上やコンバージョン率、リピート率を上げることを目的としているので、ユーザーとの接点を作るための機能が豊富です。
コメントやリアクション、投稿やストーリーのメンションに対して自動でDM送信を行ってくれるので、ユーザーが自社を身近に感じたりファンになる場合があります。
さらに、DMを使ったアンケート機能でユーザー情報を収集したり、キャンペーン情報や抽選の自動化もできるので、手間のかかる作業を大幅に削減できます。そのため、新規顧客の教育から獲得まで幅広く行えます。
参照:istep

chatbook 

chatbookは、「株式会社チャットブック」が提供しているマーケティング活動を促進するツールです。
Instagram以外にも、Facebook MessengerやLINE、Webサイトにも対応しており、これまでに「サッポロビール株式会社」や「株式会社丸亀製麺」などの2大手企業が200社以上導入しています。
chatbookでは、24時間自動で顧客対応が可能で、ワンクリック手動に切り替えられるので多種多様なメッセージに応答できます。
さらに、ストーリーに反応したユーザーへのメッセージ送信やECサイトや公式サイトのリンクが付いたメッセージ、おすすめ商品の提案なども自動で行ってくれます。そのため、Instagramを通じてユーザーの購買意欲を高めて、コンバージョンに繋げやすくすることが可能です。
参照:chatbook

manychat 

manychatは、DMやチャットでセールスメッセージ送信や自社の商品・サービスに関心のある顧客をサポートするメッセージの送信を自動化してくれます。
顧客が自社の存在を認知して関心を持ってもらうことによって、購入に繋がりやすくなりますが、対応が遅れたり説明が不十分だと、購入されにくいです。
manychatでは、顧客とのコミュニケーションを通して購買意欲やブランド力を高めたり、有望な新規顧客や見込み顧客を増やしていきます。そのため、既存顧客から新規顧客、見込み顧客まで幅広い層に向けた適切なアプローチが行えます。
参照:manychat
Instagram

まとめ 

MAツールは、SNSでマーケティングを行っている多くの企業が導入しており、上手く運用できれば高い成果を期待できます。
また、アクティブユーザー数が多く、BtoBやBtoCなどを目的として運用できる機能が多いInstagramは、MAツールの導入にとても適しています。
実際に、MAツールを導入することで手動で行うよりも効果的に新規顧客や見込み顧客を獲得できたり、自動メッセージ送信などのシステムで、業務量を大幅に削減できるといったメリットも得られます。
しかし、MAツールを効果的に運用できなかったり、自社に適していないMAツールを導入してしまうと、返ってデメリットが発生してしまう場合があります。
そのため、これからInstagramなどのSNSマーケティングでMAツールの導入を考えている企業は、ぜひ今回の記事を参考にしてみることをおすすめします。

柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。