更新日:2025/04/09
LINE公式アカウントを運用している企業や店舗にとって、ユーザーからの質問にはできるだけリアルタイムで返信したいのではないでしょうか。ユーザーに必要な情報を提供することで、購入率や顧客満足度向上が期待できます。 しかし、LINE公式アカウントで個別返信するためには2つの方法やメリット、注意点、ポイントがあります。本記事ではそれぞれ詳しく説明するほかスムーズに個別返信できるツールを紹介するので参考にしてください。
LINEで個別返信するためには2つの方法があります。それぞれ特徴が異なるため、ニーズに合わせて選ぶようにしましょう。
LINEでは、自動返信する設定が2種類あります。
すべてのメッセージに対して自動的に返信する以外に、キーワードを設定しておいて一致したメッセージのみ返信することが可能です。そのため、事前に設定したキーワードとメッセージが合った人にのみ自動的に返信する仕組みです。
例えば、キャンペーンについて聞いてきたユーザーに対して応える場合は、キーワードとして「キャンペーン」と設定すればいいでしょう。完全に個別というわけではありませんが、条件に合ったユーザーにのみ自動返信することで手間を省けます。
LINE公式アカウントは、自動返信以外にチャットでの手動での対応も可能です。チャット機能とは、トーク機能を使って友達登録をしているユーザごとにコミュニケーションをとれるため、一人ひとりに対して丁寧な返信ができるようになります。また、無料で無制限に利用出来る点もメリットの1つです。
チャット機能を有効にすることで、チャットで個別返信ができるようになります。しかし、基本的にユーザーからメッセージを送ってもらった場合にのみ返信ができるので注意してください。企業側からチャットするためには認証済みアカウントであることが必要です。
チャット機能からの返信は、パソコンとスマートフォンの両方から可能です。パソコンを使う場合は、メニューにあるチャットを開いてメッセージを送りたいユーザーを選んでメッセージを入力します。
また、アプリは下部の吹き出しマークをタップして、ユーザーを選んだ上でメッセージを送信してください。いずれの場合でも、個別に送信するためには応答のチャットをオンにしてください。設定は管理画面にあるので簡単に対応できるでしょう。
LINEの個別返信には、次のメリットが挙げられます。
LINEのメッセージは即座に開封されやすいことが特徴です。およそ2割のユーザーがすぐに開封し、その日のうちに約8割のユーザーがメッセージを見ています。このため、ユーザーの質問に対して即座に必要な情報を提供できるので顧客満足度の向上が期待できるでしょう。
出典:LINEヤフーforBusiness
LINEのメッセージはその日のうちに開封されやすいだけでなく、ユーザーの行動にもつながっていることが特徴です。アンケートを見ても、メッセージを開封した7割以上がメッセージを読んでおり、他にもクーポンを使ったり、キャンペーンに応募したりしていることがわかっています。
出典:LINEヤフーforBusiness
LINEで個別返信するにあたって、次のポイントを意識するとよいでしょう。
手動チャットと自動返信はそれぞれ異なったメリットがあります。そのため、両方をうまく活用することで、顧客満足度の向上につなげることが可能です。例えば、返信できる時間は手動チャットを利用し、営業時間外は自動返信するといった使い方があります。
手動チャットの方が顧客一人ひとりに対して、より親密な関係性を構築できます。しかし、手動チャットだけだと、担当者の負担が大きくなるほか営業時間外に対応できなくなるので両方の返信方法を効率的に活用してください。
メッセージ配信をするにあたって、LINE公式アカウントでは2つの方法を提供しています。
リッチメッセージは、大きな画像とシンプルな説明でわかりやすい訴求ができるのが特徴です。また、カードタイプメッセージは、複数の画像をカルーセルを使ってスライドできるので、情報を豊富に提供できます。
出典:LINEヤフーforBusiness
近年では、ホームページやSNS、メルマガなどさまざまな情報を提供する媒体があります。他の媒体と同じ内容の情報をLINEで送っていると飽きられやすいので注意が必要です。
クーポンやお得情報を提供するなど、ユーザーがLINEのメッセージを開封するメリットを提供するようにしましょう。また、同じような情報が続くことも避けてください。同じ情報が続くと、ユーザーが段々と開封しなくなる可能性があります。
LINEで個別返信するにあたって、次の点に十分注意をしてください。
チャットでユーザーとコミュニケーションをとれるのですが、どのような情報でも送信していいわけではありません。ユーザーが必要とすること以外は基本的に送信できないので注意が必要です。
LINEヤフーBusinessの公式ページでは、次のように新商品やキャンペーンなどの宣伝目的でのチャット送信も禁止しています。場合によってはアカウントがブロックされてしまうので送信する内容はよく確認することが重要です。
2025年3月4日に新しいプランであるチャットProオプションが登場しました。Proオプションは月額3,000円(税別)の有料プランであり、無料プランとはタグやノート、チャット履歴の保存期間が異なることが特徴です。
プラン | 無料プラン | チャットProオプション |
---|---|---|
タグを作成できる数 | 5個まで(各チャットルーム1個付与) | 300個まで(各チャットルーム30個付与) |
ノートを作成できる数 | チャットルームごとに1件 | チャットルームごとに1,000件 |
チャット履歴の保存期間 | 6か月間 | 5年間 |
チャット履歴のダウンロード | 不可 | 可能 |
また、Proオプションを申し込むことでカスタムフィルターを使えるようになりました。カスタムフィルターを使うことで、ユーザーとのチャットルームを、注文前や商談中といった条件ごとに検索可能になります。
出典:LINEヤフーforBusiness
sikiapi(シキアピ)は、LINE公式アカウントと連携できるCRM(Customer Relationship Management、顧客関係管理)やMA(Marketing Automation、マーケティングオートメーション)です。
導入することで、顧客対応の効率化や業務の自動化を実現できるようになります。LINE公式アカウントに付随している自動応答機能やセグメント配信機能を活用できるほか、次の点においておすすめです。
sikiapiを使うことで、情報提供や販売促進、リマインド目的に合わせたメッセージを配信できます。そのため、顧客に新商品の情報提供をしたり、キャンペーンの参加を促したりするなどさまざまな活用が可能です。
sikiapiはメッセージを配信する日時を指定するほか、複数ユーザーへの一切配信機能もあります。そのため、キャンセル防止をはじめとした様々なシーンで効率的に運用できます。
セグメント配信とは、配信するリストを行動履歴や性別、居住地などの条件で絞り込んだ上でメッセージ配信することです。sikiapiはセグメント配信が可能でありユーザー一人ひとりにあったアプローチができるため、反応率や購買率の向上が期待できます。
文章や画像を事前に準備しておいて、ユーザーの反応に合わせて連続で配信することが可能です。そのため、必要なタイミングで返信できるほか担当者の手間を省くこともできるでしょう。
シナリオ配信を活用することで、新規で友達になったユーザーに対して限定の情報を提供したり、行動に合わせておすすめの商品を紹介したりなどさまざまな使い方ができます。また、実例や口コミなどを提供してユーザーの購買意欲を高められるでしょう。
sikiapiでは、LINE以外にInstagramとも連携してユーザーの行動履歴を共有できます。そのため顧客管理をよりスムーズにできるほか、メッセージの重複した配信を防ぐことが可能です。
sikiapiを導入していると、ユーザーにフォームを使って回答してもらうだけで情報を取得可能です。また、LINEだけでなくInstagramなど他のプラットフォームでも活用できるため、より効率的なSNSマーケティングができます。
sikiapiでは1つのプラットフォームに対して独自のIDパスワードを発行します。そのため、複数のSNSを管理できるほか、運用者にSNSのパスワードを共有する必要がありません。
sikiapiの導入にあたって、プログラミングや難しいIT技術、知識は不要です。クリックのみで操作できるため、導入や操作にあたって負担をかける必要はありません。また、アップデートを定期的に行っており、最新のユーザーニーズに対応できます。
その他、ダッシュボード分析機能やユーザー情報自動反映といったLINEやInstagramにはない機能が備わっているため、より効率的なSNS運用ができるようになります。さらに、Instagramのユーザーをカバーしていることによって、LINE施策ではリーチできないユーザーにもアプローチできるので、幅広い層の顧客をターゲットとしている企業や店舗などにもおすすめです。
sikiapi(シキアピ)は、シナリオ型のチャットボットを活用し、対話型マーケティングで企業のInstagram・LINE公式アカウント運用を支援するツールです。
セグメント配信、シナリオ配信、自動応答機能などで顧客一人ひとりにカテゴライズされたマーケティングが可能となります。AIのようにその場で会話を考えていく機能はありませんが、シナリオ型のチャットボットのメリットを最大限に活かしているため、質の高いサービスを顧客一人ひとりにカスタマイズして届けることができます。
また、sikiapiはシナリオ型チャットボットを作成する上で、プログラミングなどの特殊な技能は必要ありません。直感的な操作でチャットボットを作ることができることも大きな魅力の一つとなっています。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | sikiapi |
会社名 | 株式会社Enigol |
公式サイト | https://sikiapi.com/ |
LINEは2024年9月末の時点で月間9,700万人が利用しています。さらにLINEはメールやその他の広告と比べて開封率が高いことから、効率的なマーケティングが期待できるでしょう。
sikiapiを導入すると、公式LINEを連携することで従来の機能のほかに顧客対応の効率化や業務の自動化などができるようになります。さらに、ノーコードツールであるため高度なITスキルやプログラミング知識などは不要で導入していただけます。
sikiapiは他にも、シナリオ配信や独自のIDパスワードの発行、Instagramとの紐づけなど多彩なマーケティング施策ができます。
まずは、14日間無料で試してみてはいかがでしょうか。
ユーザーニーズが常に変化する現代において、迅速な対応が求められています。
sikiapiを導入することでLINEでの個別返信ができるほか、効率的なマーケティングができるようになります。
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。