更新日:2023/04/11
LINEを使っている人口はとても多く、LINEの公式アカウント運用を通して集客やマーケティングを行う企業も多くなってきました。LINE公式アカウント運用を始めたいけれどメリットやデメリットがわからない、うまく運用できるかわからない方のために、料金プランから効果的な運用法までをまとめて解説しています。
sikiapiとは、チャットボットサービスを中心としたCRM・MA(マーケティングオートメーションツール)です。マーケティングオートメーションツールという名の通り、マーケティングを自動化することができるのが最大の特徴です。マーケティングには広告、宣伝、出版物、電車のつり革広告、テレビや新聞等のマスメディア等、様々な種類がありますが、sikiapiが得意としているところはSNSになります。
現代は、SNS経由で一般消費者が消費をすることも増えてきており、マーケティングにはSNS運用は欠かせません。ただし、SNSは企業のみならず個人でも発信が出来てしまいますので投稿が埋もれやすく、ライバルが多いレッドオーシャンです。競合他社の企業アカウントだけではなく、フォロワーが多いインフルエンサー、TVでも活躍している芸能人、一般人でも知識をけた外れに持っていたり、見た目が芸能人以上に良かったり、SNSにはライバルが非常に多く存在します。
SNS運用は、大変手間と時間がかかる作業となります。例えば大手企業では、それだけで専属の人材が居たり、SNS運用だけの部署が存在し、予算を取っている場合も多く見られてきました。SNSがマーケティングに有効である現在、大手企業もSNSに力を入れています。
手間と時間がかかり、ライバルが多いレッドオーシャンのSNS運用ですが、自動化をすることで低コスト・低リスクでその効果を上げることができます。それを可能にするのが、sikiapiです。sikiapiを活用してSNS運用を自動化することによって、集客の自動化が実現できます。これまで集客のために割かれていた時間を、本業に使うことが可能になります。本業に集中することによって、より価値のあるサービスの提案、新製品や新サービスの展開等、これまでよりもよりパワーアップしたビジネス展開が見込めます。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | sikiapi(シキアピ) |
会社名 | 株式会社Enigol |
公式サイト | https://sikiapi.com/ |
LINEとは、現在(2022年12月時点)約9,400万人以上ものユーザーが毎月利用している大人気のチャットツールです。
さらに、日本を含め全世界で約230の国と地域でも利用されており、日本国内だけで見るとInstagramやTikTok、YouTubeなどのSNSよりも高いニーズがあります。
そのため、現在では、チャット機能や通話機能だけでなく、LINEウォレットやLINEニュース、公式アカウントなどの機能も搭載されています。
また、今後もLINEのニーズは増えていくことが予想されており、それに伴いビジネスの場としても発展し続けていくでしょう。
LINE公式アカウントとは、一般的なLINEアカウントとは違い企業や店舗が集客やマーケティングなどのビジネス目的で利用するアカウントです。
LINE公式アカウントには、クーポン配信やテンプレートメッセージ配信、アンケート機能など、ビジネスで活用できる機能が豊富にあり、現在では多くの企業や店舗が利用しています。
また、誰でも無料でLINE公式アカウントを作成することができるので、とても利便性が高いです。
LINE公式アカウントを利用している企業は店舗はとても多くなっており、実際に何かしらのLINE公式アカウントを友だち登録しているユーザーも多いです。
ここでは、具体的なLINE公式アカウントの機能を、主に6つ解説します。
メッセージ配信は、友だち追加してくれたユーザーに向けて一斉に情報を提供できる機能です。
また、「友だち」の性別や居住地などの属性に分けて、セグメント配信を行うこともできます。
ステップ配信は、「友だち」に複数のメッセージを順番に配信して、顧客の教育は販促などを行うのに効果的に活用できます。
また、ユーザーの属性ごとに配信内容を変えたり、自動配信させることも可能です。
ステップ配信は、1つ目の配信に関心を持ってくれた「友だち」の多くが、最後まで配信を待ってくれる可能性が高いです。
そのため、ステップ配信を最後まで見た「友だち」は、購買行動が高くなりやすく、顧客やリピーターになりやすくなります。
LINE VOOMは、もともとタイムラインと呼ばれていた機能で、2021年11月に名前や機能がリニューアルされました。
画像やテキスト、動画やストーリーなどの投稿が行えるので、「友だち」に向けてさまざまなアプローチを行うことが可能です。
また、LINE VOOMはTwitterやInstagramのようなSNSと同じように利用できるので、多くの「友だち」が暇つぶし感覚で企業情報を収集してくれるメリットがあります。
(画像引用元:LINE for Business)
リッチメニューとは、トーク画面下に複数の情報を固定表示させられる機能です。
メニュー内をタップすると、公式サイトやキャンペーン情報、クーポンや店舗の場所など、顧客が求めている情報を提供できるので、集客率の向上を狙うことができます。
また、トーク画面から簡単にアクセスできる利便性も特徴的です。
リッチメッセージでは、画像やクーポン、テキストなどの情報を1度に配信できるメッセージ機能です。
リッチビデオメッセージは、動画をメッセージとして配信できるメッセージ機能で、動画の再生が終わると、購入ページや問い合わせ先、資料請求などの行動を誘導させることができます。
そのため、リッチメッセージ・リッチビデオメッセージを見たユーザーは、通常のメッセージを見たユーザーよりも関心を持ちやすく、顧客になる可能性も高くなります。
ショップカードとは、LINEで管理することができるポイントカード機能です。
スマホがあれば、実店舗での決済時にポイントを貯めることができるので、ポイントカードを忘れてしまうなどの事態もなくなります。
さらに、ポイントに応じて得られる特典情報なども受け取ることができるので、顧客満足度やリピート率の向上に、とても効果的に活用できます。
LINE公式アカウントは、ビジネスで効果的なさまざまな機能があり、とても効果的に集客や販促を行うことができます。
続いては、そんなLINE公式アカウントのメリットを、主に3つ解説します。
(画像引用元:https://find-model.jp/insta-lab/sns-users/#LINE)
LINEは、10代〜60代以上と幅広い年齢層のユーザーが約9,400万人に利用しているので、幅広いターゲットに効果的にアプローチできます。
また、気軽にLINE公式アカウントを友だち追加してメッセージのやりとりをすることもできるので、普段スマホを使い慣れていない方にも、しっかりと情報を届けることが可能です。
そのため、若者以外のターゲットに向けてアプローチしたい場合や幅広い世代に認知してもらいたい場合にとても活用できます。
LINEを毎日利用しているユーザーは多く、ほとんどのユーザーがプッシュ通知によってメッセージが来たことを確認します。
また、LINEはメールマガジンなどのサービスよりも開封率が高く、企業が届けたい情報を「友だち」にしっかりと確認してもらえる確率が高いです。
さらに、LINEを開くだけでメッセージを読むことができ、気軽に返信やURLのクリックも行えるので、配信の即効性も高いです。
そのため、顧客や見込み顧客を獲得する場合、LINE公式アカウントはとても効果的です。
LINE公式アカウントは、上記で解説したさまざまな機能が搭載されており、どれもマーケティングを行う上で、とても効果的に活用できます。
主に、クーポンやショップカード、リッチメニューやステップ配信などを活用することで、顧客にとって必要性の高い情報を効率的に提供できます。
また、複数人でアカウントを管理・運用できるようになっているので、「友だち」や配信内容が多くなった場合でも、しっかりと対応することが可能です。
LINE公式アカウントにはメリットだけでなく、デメリットもいくつかあります。
続いては、LINE公式アカウントのデメリットについて、主に3つ解説します。デメリットを理解しておくことで適切な対策を打ちやすくなります。
LINE公式アカウントには、さまざまな機能やメリットがありますが、顧客に友だち追加してもらわなければ、メッセージを送ることができません。
また、初期段階でアカウントが認知されていない状態では、集客や販促などがほとんど行えないので、SNSや実店舗などでLINE公式アカウントの存在を認知させたり、友だち追加を促す必要があります。
「友だち」が少ない状態では上記で解説したメリットを得ることが難しいので、注意が必要です。
LINE公式アカウントは、簡単に友だち追加してメッセージや配信を受け取れるだけでなく、簡単にブロックすることもできます。
また、ブロックされているのかどうかを確認することは難しいので、気付かずにメッセージや配信をし続けてしまうこともあります。
そのため、友だち追加してくれたユーザーにできるだけブロックされないために、メッセージや配信内容、頻度などを意識することが大切です。
LINE公式アカウントは、複数人のユーザーから通報されたり、利用規約違反を行ってしまうと簡単にアカウントが停止してしまいます。
さらに、1度停止されてしまったアカウントは、2度と復活させることができないようになっているので、これまでの運用や努力が全て水の泡になってしまいます。
そのためLINE公式アカウントを利用する場合は、利用規約を遵守して「友だち」に不快感や迷惑などを与えないことが重要です。
【公式】LINE公式アカウント|LINE for Business
LINE公式アカウントをこれから作ろうと考えている企業や店舗に向けて、ここではLINE公式アカウントの作り方をわかりやすく解説します。
以上が、LINE公式アカウントの作成方法の手順です。
また、LINE公式アカウント作成後に、名前の変更や、「あいさつメッセージ」その他基本情報の設定・変更が行えるので、作成後に確認しましょう。
LINE公式アカウントの料金プランは、以下の3つがあります。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | ~3円 |
フリープランは無料で利用することが可能ですが、無料メッセージが毎月1,000通までしか送れないので、規模が大きく「友だち」も多いアカウントであれば、フリープランは厳しいことが多いです。
ライトプランは、月額5,000円で15,000通、スタンダードプランは、月額15,000円で45,000通まで利用できるので、自社の規模やリソースに合わせて利用するプランを検討してみましょう。
LINE公式アカウントを効果的に運用して、集客率や顧客満足度、売上の向上を目指すための運用方法について、ここでは主に3つ開設します。
これからLINE公式アカウント運用を始める企業や伸び悩んでいる企業は、ぜひ参考にしてください。
LINE公式アカウントは、開設初期では認知がほとんどなく、「友だち」もいない状態です。
また、「友だち」がいなければメッセージや配信も行えないので、TwitterやInstagramなどのSNSで周知したり、実店舗にQRコードを掲載するなどして、多くの顧客に友だち追加を促すことをおすすめします。
「友だち」が多くなれば、その分マーケティング効果も高くなっていくので、開設初期は友だちを増やすことを意識しましょう。
LINEは、数多くの幅広い世代のユーザーが利用しており、メッセージや配信の開封率や即効性が高いです。
しかし、ターゲティングが曖昧で不特定多数に配信しているだけでは、必要な顧客に必要な情報が届きにくくなります。
さらに、メッセージが不要と感じたり多いと感じてしまった「友だち」には、ブロックされてしまう可能性が高くなります。
また、ターゲットでないユーザーに対してメッセージを送ることによって、費用や時間を無駄にしてしまうこともあるので、しっかりと精度の高いターゲティングをして運用することをおすすめします。
ターゲットの顧客に対しても配信内容や配信頻度などは工夫して送ることが大切です。
自社に対して関心を持っているユーザーであっても、不必要な情報が頻繁に届き迷惑だと感じてしまうと、簡単にブロックされてしまい2度とメッセージを届けられなくなってしまいます。
また、万が一、「友だち」にとって不適切な配信を行ってしまった場合には、通報されてアカウントが停止されてしまう危険性も十分にあります。
そのため、しっかりと必要な人に適切な配信を、必要最低限の頻度で行うなどの工夫や対策を行うことがおすすめです。
LINE公式アカウントを運用してマーケティング活動を行っている企業や店舗は、とても多くなっており、今後も増え続けていくことが予想できます。
また、LINEも一般ユーザーや企業、店舗にとって効果的な機能を追加し続けているので、LINEはビジネスの場として今後も発展し続けていくでしょう。
しかし、間違った運用や不適切な配信を行ってしまうと、アカウント停止やブロックなどのリスクもあるので、これからLINE公式アカウントの運用をする企業や店舗はぜひ今回解説した内容を参考にしてみてください。
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。