【LINE公式アカウント】開設方法から活用事例までを完全解説

LINE公式アカウントとは？

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がマーケティング目的で活用するLINEアカウントです。
主に、クーポン配信やテンプレートメッセージ配信、アンケート機能やメッセージの一斉送信、キャンペーンの配信や自動対応機能など、ビジネスで活用できる機能が豊富にあり、現在では多くの企業や店舗が利用しています。
LINEは日本国内で約9,400万人以上(2022年12月時点)ものユーザーが利用しているツールなので、InstagramやTwitterなどのSNSよりも多くのアカウントにアプローチが可能です。
また、誰でも無料でLINE公式アカウントを作成することができるので、とても利便性が高いです。

LINE公式アカウントを使うメリット

LINE公式アカウントには、マーケティングで効果的な機能が豊富にあり、実際に活用している企業や店舗はとても多く存在しています。
また、そんなLINE公式アカウントを使うことによって、さまざまなメリットを得ることができます。
ここでは、LINE公式アカウントを使う主なメリットを、5つ解説します。

手軽に友だち追加できる　

LINE公式アカウントは、誰でも手軽に友だち追加できるようになっているので、友だちを獲得しやすいです。
友だち追加方法は、主にQRコードを読み込むかURLから登録する方法があるので、店舗やSNSなどでQRコードやURLを広報すれば、気になってくれた方が友だち追加してくれる可能性があります。
友だち担ってくれてたユーザーには、1体1でチャットができるようになるので、クーポンやキャンペーン情報などの情報を提供したり、ユーザーとの親密度を高めることが可能です。
また、親密度が高くなったユーザーは自社の顧客になってくれる可能性が高いので、LINEはとても効果的です。
そのため、LINE公式アカウントを開設した場合は、積極的に友だち追加してもらうためのアピールをすることをおすすめします。

豊富な機能が利用できる

LINE公式アカウントには、マーケティングで効果的に活用できる豊富な機能があります。
実際に、利用できる機能は主に、以下の通りです。

• メッセージ配信
• ステップ配信
• LINE VOOM
• リッチメニュー
• リッチメッセージ
• リッチビデオメッセージ
• ショップカード
• LINEスタンプ配信　など

無料で開設できるLINE公式アカウントには、以上のような機能が豊富にあるので、LINEによるマーケティングを効果的に行うことが可能です。
また、どれもLINEからメッセージを受け取ることで、気軽に利用することができるので、多くの友だち追加してくれているユーザーにとっても利便性が高く効果的な機能です。
そのため、LINE公式アカウントの機能は積極的に活用しましょう。

メールよりも開封率が高い　

LINEは、メールなどよりも気軽にチャットを送ったり開封することができるので、LINE公式アカウントからのチャットも開封されやすいです。
多くのユーザーにお得な情報などを一斉送信しても、そのほとんどが開封されなければ、意味がありません。
しかし、LINEは毎日日常生活で利用しているユーザーが多いので、企業や店舗からのチャットでも開封してもらえることが多いです。
実際に、LINEでの開封率はメールマガジンの開封率の約2〜6倍以上もあるので、LINEによるマーケティング活用は、とても効果的なことがわかります。
そのため、集客や販促を行う場合は、LINEからメッセージを配信することをおすすめします。

LINEユーザー数がとても多い

LINEは、現在約9,400万人以上が利用しており、10代〜60代以上ととても幅広い年齢層の方が利用しています。
そんな多くのユーザーがいるプラットフォームを利用しているLINE公式アカウントを利用することによって、他のプラットフォームよりも多くのユーザーにアプローチできます。
また、人気の高いSNSの1つであるInstagramも多くのユーザーがいますが、Instagramは若者女性を中心に人気が高いので、それ以外の顧客を効果的に集めることには適していません。
しかし、LINEでは高齢者の方や中年男性などをターゲットにしている企業や店舗でも、十分にターゲットにアプローチできるので、幅広い業界のマーケティング活動に適しています。
そのため、老舗やメンズ向け、中高年向けの情報なども配信できます。

LINE公式アカウントを使うデメリット

LINE公式アカウントを使うことでさまざまなメリットを得ることができますが、その反対にデメリットもいくつか存在します。
これからLINE公式アカウントを活用する企業や店舗は、デメリットについてもしっかりと理解しておくことが大切です。
ここでは、LINE公式アカウントを活用するデメリットを、主に3つ解説します。

1部費用がかかる場合がある

LINE公式アカウントは、基本的に無料で利用することができますが、費用がかかる場合もあります。
LINE公式アカウントには、以下3つのプランがあります。

• フリープラン　無料
• ライトプラン　月額5,000円
• スタンダードプラン　月額15,000円

ほとんどの場合、フリープラン内で利用することができますが、月に1,000通以上メッセージを送る場合は、月に15,000通まで送れるライトプランか月に45,000通まで送れるスタンダードプランにする必要があります。
3つのプランは、月に送信できるメッセージ数以外に、利用できる機能やサービスなどは変わりません。
そのため、友だちが多く月に送るメッセージ数が多い場合は、費用が発生してしまうことを理解しておきましょう。

ブロックされる可能性がある

LINE公式アカウントは、気軽に友だち追加ができる分、気軽にブロックされてしまう可能性もあります。
LINE公式アカウントから送られてくるメッセージの頻度や量が多いなどの理由で簡単にブロックされてしまうことが多いです。
また、LINEは友だちにブロックされているのかどうかを確認することができないので、ブロックされていることに気づかずにメッセージを送り続けてしまうことがあります。
無料の範囲内でのメッセージであれば、大きな問題はありませんが、有料プランメッセージを送っている場合、毎月費用を無駄にしてしまうことになります。
そのため、追加してもらっている友だちにできるだけブロックされないようにメッセージの頻度や量、内容などに十分注意して利用することが大切です。

アカウントが停止される可能性がある　

LINE公式アカウントは、友だちからの通報や規約違反などによって停止される可能性があります。
さらに、1度停止されてしまったアカウントは2度と復旧されることがないので、取得した顧客リストや運用データなどを全て失ってしまうことになります。
LINEの規約違反では、主に以下のビジネスがあります。

• アダルト系ビジネス
• アフィリエイト
• ネットビジネス勧誘
• 物販
• ギャンブル

以上のビジネス以外にも禁止されているものがありますが、多くの場合以上のビジネスを行いアカウント停止されてしまうことが多いです。
また、何の通知もなく突然アカウントが停止されてしまいます。
そのため、、LINE公式アカウントを運用している企業や店舗は、通報や禁止事項の違反などに十分に注意しましょう。

LINE公式アカウントの開設方法

これからLINE公式アカウントを開設しようとしている方に向けて、開設方法を解説します。

1. LINE公式アカウントの開設ページにアクセスする
2. 画面右上に表示されている「アカウントの開設」をクリックする
3. 「アカウント開設」をクリックすると、「LINE公式アカウントをはじめる」と「LINE広告をはじめる」の2つが表示されるので、「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックします
4. 「アカウント作成」をクリックする

また、アカウントは「LINEアカウントで登録」または「メールアドレスで登録」と選択できるので、自分の好きな方を選びましょう。

1. 登録が完了したら、LINE公式アカウントを作成していきます。

LINE公式アカウントは、アカウント情報や業種を入力して「確認」をクリックします。

1. 「確認」をクリックしたら入力内容の確認画面が表示されるので、問題がなければ「完了」をクリックして、作成完了
2. 認証済みアカウントの申請をすると、友だちの検索結果に表示されるなどのメリットがあるので、申請したい場合はしておきましょう。

以上が、LINE公式アカウントの開設方法です。
また、LINE公式アカウントの作成は、スマホとPCどちらからでも行えるので、お好き方で作成しましょう。

LINE公式アカウントの解約方法

LINE公式アカウントの解約方法は、以下の手順で行います。

1. LINE公式アカウントの設定画面を開く
2. 設定画面の「設定」から「アカウントの削除」を選択する
3. 「アカウント削除」を選択すると、注意事項が表示されるので、注意事項の内容に問題がなければ、そのままアカウントを削除しましょう。

以上の手順で、LINE公式アカウントは削除することができるので、万が一LINE公式アカウントが費用になった場合は、以上の手順を参考にしてみてください。

LINE公式アカウントの活用事例

LINE公式アカウントを活用している企業や店舗は、どのように活用しているのか気になる方は多いです。
ここでは、LINE公式アカウントを実際に活用して、マーケティング活動を行っている企業を2つ紹介します。

アサヒビール株式会社

アサヒビール株式会社は、2021年5月にリリースした家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」の申し込みやCRM施策などを行うためにLINE公式アカウントを活用しています。
多くのユーザーが普段から利用しているLINEを使ってサービスをアピールすることによって、気軽にサービスを利用してもらえるようになっています。
また、LINE公式アカウントのアンケート機能を使って登録ができるようになっているので、とても気軽に会員になることが可能です。
そのため、「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」は、現在2万人以上の会員を獲得することに成功しました。
アサヒビール株式会社は、LINEからの集客でリリースしてから短期間で多くの顧客獲得ができています。
アサヒビール株式会社　公式サイト

株式会社澤井珈琲　

株式会社澤井珈琲は、100万人以上ものメルマガ登録がありましたが、メルマガの開封率の低下によって、LINE公式アカウント運用に移行しました。
LINE公式アカウントでは、平日と休日で配信内容を変えて定期的に商品購入を促し、購入を検討しているユーザーに向けて、自動応答機能を使ってレコメンドを実施しています。
その結果、LINE公式アカウントは、メルマガの約3倍以上の開封率でクリック率は、約2倍ほど増加しました。
さらに、客単価も増加し、若年層も増えたことによって、売上も2倍以上になりました。
そのため、LINE公式アカウントへの切り替えによって、大きな成果を上げることに成功しました。
株式会社澤井珈琲　公式サイト

まとめ

LINE公式アカウントは、現在多くの企業や店舗が活用しており、実際に公式LINEアカウントを友だち追加している方は多いです。
また、LINE公式アカウントを活用することによって、企業や店舗ではさまざまなメリットを得ることができます。
これからLINE公式アカウントを開設する企業や店舗は、ぜひ今回の記事を参考にしてみることをおすすめします。