Instagramのストーリーズがビジネス活用に効果的な理由

Instagramのストーリーズがビジネス活用に効果的な理由

更新日:2023/06/28

世界中で利用されているInstagram、日本でもストーリーズをメインに利用しているユーザーは多いと言われています。しかし企業のマーケティング担当者でストーリーズ使いこなせている人は少数です。この記事ではなぜInstagramのストーリーズをビジネスに活用できるのか、より効果的な利用方法などを詳しく紹介します。

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Instagramのストーリーズとは?

Instagramのストーリーズとは、Instagram上で投稿したものが24時間で消える機能のことです。Instagramのアプリを開くと各ユーザーのアイコンが並んでおり、アイコンを押すと閲覧することができます。広告以外は主にフォローしている相手の投稿のみ表示される仕組みになっています。静止画はもちろん、動画も投稿することが可能です。BGMをつけたり手書き文字の追加などで簡単に編集もできる手軽さゆえに、幅広く利用されています。
Instagram ストーリーズ

 Instagramのストーリーズの投稿方法

ストーリーズを投稿する手順は以下の通りです。

①ホーム画面か、プロフィール画面の「+」を押す

新規投稿作成ページが出てきます。

②静止画、または動画を撮影、アルバムから選択することも可能

新しく撮影する場合は中央部分のボタンを押します。写真を撮る場合は1回押すだけ、動画の場合は長押しでスタートし、手を離すと終了します。すでに撮影しているデータを選ぶ際には左下に表示されているアルバムからチョイスします。

③スタンプやBGM、ARエフェクト機能などで画像を編集する

テキスト入力やGIFスタンプなどざまざまな機能を利用してお洒落で華やかに仕上げます。

④ストーリーズでシェアする範囲を選択し、完了

編集を終えると右下にある「送信先」を押し、公開範囲を選びます。一番上に表示される「ストーリーズ」はフォロワー全員が閲覧できるようになります。「親しい友達」を選ぶと自分が選択した限られた人にしか公開されない特別な配信が完成します。
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なぜInstagramのストーリーズをビジネスで活用するのか?

Instagramのストーリーズをビジネスで利用するにはたくさんのメリットがあります。それぞれの特徴を詳しく解説します。

全画面表示で目に入りやすい

ストーリーズは縦長で表示されるためインパクトが強く、情報が目に入りやすいのが特徴です。投稿を見ている間は他の情報は見えないので商品や伝えたい情報がより明確に、記憶に残りやすいといえます。ステッカーやズームなどで個性を強調させることで、より魅力的に見せることができます。

コメントやいいねは投稿者にしか伝わらない

フィードやリールにコメントをすると、他のユーザーにも見えてしまうことからユーザー数が多いアカウントであるほどコメントするハードルが高くなってしまいます。ストーリーズであれば、コメントはDMとして投稿者しか見ることができず、いいねも投稿者にしか見えないようになっています。そのため、フィードやリールよりも気軽にアクションを起こすこともメリットとして挙げられます。

ユーザーと密なコミュニケーションが取りやすい

ストーリーズでは質問を投げかけたり、問題を出したりとユーザーを巻き込んだ投稿をしやすく近い距離でのコミュニケーションが取れるようになります。質問に答えてもらったり、アンケートに協力してもらうなどで「お客様の声」を集めマーケティングで生かすことも可能です。気軽に参加できるコミュニケーションツールとして、企業とユーザーとの距離が近くなるというのも大きなメリットといえます。

日本のユーザーはストーリーズの利用率が高い

気軽に投稿や閲覧が可能なストーリーズは、特に日本でのユーザーが多いと言われています。Instagramを提供しているMeta社による発表では、日本のアクティブユーザーでストーリーズを利用している割合はなんと70%にものぼる*1というのですから驚きです!また、サムライト株式会社による調査では、Instagram ユーザーのボリューム層である20代から30代の女性が一番利用する機能がストーリーズであるという結果が出ています。
次のInstagramの機能のうち、よく見るものを3つ選び、1位〜3位の順位をつけてください。
画像・データ参照:Instagramユーザーの"機能別"利用動向から考えるアカウント運用のポイント【独自調査データ公開!】 | SOME MEDIA
次々と新しい情報が閲覧でき、目に入る機会も多いのでビジネスで利用するには最も有効なツールといっても良く、利用データからもストーリーズを有効活用することはInstagramでのビジネス展開においていかに重要なのかがお分かりになると思います。。
*1:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Metaについて
Instagram ストーリーズ

Instagramのストーリーズの機能とは?

Instagramのストーリーズには手軽に編集できるものも豊富です。

スタンプ機能

「どっちが好き?」とフォロワーに質問を問いかけることができるアンケートスタンプやクイズを投げかけることができるクイズスタンプなどがあります。

GIFスタンプ

ストーリーズに文字やキャラクターの動くスタンプが追加できます。手軽にスタンプ編集ができるので簡単に可愛くお洒落な投稿ができます。

ARエフェクト機能

ARエフェクトやフィルターをつけることによって雰囲気を一気に変えて投稿することができます。自撮り写真や風景写真、食べ物の写真などよりよく見せてくれる編集が簡単というのも魅力の一つです。

BGM機能

音楽のスタンプで写真と一緒に好きなBGMも追加することができ、より投稿を華やかにすることが可能です。ストーリーズ編集画面のスタンプメニューの中から「ミュージック」をタップするだけで曲を選ぶページに変わります。使いたい曲名やアーティストを検索すると簡単に音源が見つかります。曲をチョイスし、5〜15秒までの長さに調節したら完成です。 選択できるものは全て利用承諾を得ているものなので著作権侵害にはなりません。しかし、自分のプレイヤーを利用して動画撮影している後ろでBGMをかけたりすることは著作権侵害に当たるので注意が必要です。

ハイライト機能

Instagramのストーリーズの投稿時間は24時間で閲覧できなくなりますが、残しておきたいストーリーズがあればアーカイブし、プロフィールに表示することができます。プロフィールはファンや支持率を増やすためにとても重要な情報です。ハイライトを利用して、興味を持って見にきたユーザーに対してどんな歴史があるのか、何を発信しているかなどアプローチするきっかけにもなります。

リポスト機能

フィードやリールへの投稿は、ストーリーズでリポストが可能なのでシェアすることでさらに発信を広げることができます。自分のアカウントのものだけではなく、他のユーザーの投稿などもリポストができるので、メンションをつけてくれたユーザーやブランドのハッシュタグをつけてくれたユーザーの投稿もリポストができます。リポストする時には、前もって「メンションやハッシュタグをつけた場合紹介することがあります」とコメントしておいたり、投稿する前にメッセージを送るなどの配慮はしておきましょう。細かい気遣いやコミュニケーションはユーザーとの信頼関係を結ぶ重要なポイントです。
Instagram

Instagramのストーリーズをより効果的に活用するには?

ストーリーズにはURLのリンクを貼ることが可能です。印象に残る投稿を見るとつい気になってタップしてしまうため、リンクを貼ることは企業のマーケティングにとても効果的といえます。自社の案内ページ、ブログ記事のURL、申し込みページなどさまざまなシーンで利用できます。フィードに記載されてあるURLでは閲覧したユーザーはリンクをタップすることができません。そこでストーリーズにURLを貼り付けることでいち早く誘導することができるのです。しかし複数のURLを同時に貼り付けることは不可能なので、複数に分けて投稿する必要があります。

ストーリーズを安心して利用するためのプライバシー設定

フォロワー全員に公開されるものだけではなく、指定したアカウントにだけ公開する方法もあります。安全に利用するためのポイントを紹介します。

ストーリーズを非公開にする

ブロックせず、ストーリーズを指定したアカウントだけ非公開にすることも可能です。非公開にされていることは相手に通知が届くわけではないので、知られることはありません。

「親しい友人」の設定で限られた人のみに公開

事前に「親しい友人」に設定しておけば限られた人にしか公開されない機能もついています。ストーリーズの表示画面は普段ピンクとオレンジのカラーでアイコンが囲まれています。投稿者が指定した「親しい友人」で公開されたものはアイコンのふちが緑に囲まれています。「親しい友人」の設定は非公開設定の流れと同じくプライバシー設定→ストーリーズ→親しい友人と進んでいくとユーザーが一覧できるようになり、設定したいアカウントを選んでいきます。ちなみに自分のアカウントプロフィール画面から右上のメニューページボタンをタップしても作成できます。

相手のストーリーズを見えないようにする

特定のアカウントのストーリーズを、自分のフィード上で見えなくすることもできます。非表示にしたいアカウントのストーリーズを長押し後「ミュート」をタップすると設定完了です。相手のプロフィール画面からもミュート設定は可能です。設定後、本人には通知が届かないので、バレる心配はありません。
Instagram

Instagramのストーリーズの活用例

企業のアカウントではストーリーズを有効活用しマーケティングを効果的に行っています。活用例を紹介します。

アンケートをとる

4択の中から答えを選んでもらえるので、気軽にユーザーの声を聞けたり求めているものがわかります。すでに選択肢があることでユーザー側も選びやすく、企業側も簡単にリサーチできるのでユーザーのニーズをいち早くキャッチできるでしょう。

質問をする

質問の機能を使えば直接ユーザーからの意見を受け取ることができます。ユーザーそれぞれの回答を見ることができるのでマーケティングにもとても効果的です。さまざまな声を取り入れながら商品開発の参考にするのもいいかもしれません。

クイズを出す

アンケートと同様に、4択の中に正解や不正解を設定しユーザーにクイズを出題できます。答えをタップするだけでクイズに参加できる気軽さもあり、ユーザーの反応をキャッチしやすいでしょう。
告知

 Instagramライブの告知

ストーリーズでの投稿は24時間で消えてしまうので、より新しい情報を求めているユーザーが多い傾向があります。そのため新製品や限定品などの告知はとても効果的です。 ストーリーズでInstagramライブの告知を行い、配信後のアーカイブの紹介、ライブ前の質問を集めたりなど積極的に行っている企業は増加しています。

ハイライト機能を利用したアカウントの紹介

ストーリーズのハイライト機能は、アカウントを開くとすぐに見えるようになっているため、より個性を出しアピールすることができます。例えば、ハイライトのカバーをブランドのイメージカラーを使用するなどと工夫をすると、統一感もアップしブランドの世界観を上手く表現することができます。

ブランドからのメッセージや歴史を投稿する

商品やサービスを紹介するのはもちろん、企業の今までの歴史や伝えたいことなどをストーリーズに投稿しハイライト機能を活用することで、興味を持ったユーザーがリサーチしやすいように上手くまとめているアカウントも増えています。創業者の思いや伝えたいメッセージを有効的に伝えることができ、更なるファンの獲得につなげています。

外部サイトに誘導する

フィード投稿にはURLリンクの貼り付けはできませんが、ストーリーズではリンクスタンプ機能があるため簡単に外部サイトに誘導することができます。例えば、新製品や限定品、キャンペーンなどの紹介にリンクスタンプを使うとすぐに購入ページやキャンペーンページに移動できるので、より多くのユーザーを獲得するには効果的です。
チャット

ストーリーズで集客が進んだら

ストーリーズで自分のビジネスをInstagram内で多くの人に認知してもらえたら、次のステップに移りましょう!
もちろん外部リンクに誘導して実際の購買行動やキャンペーンにつなげるのもいいですが、Instagramで集客したユーザーとはInstagram内でコミュニケーションをとり続けた方が何倍もユーザーの心理的ハードルも低くなり、ビジネスに親しみを持ったリピーターになりやすいのです。
しかしInstagram内でコミュニケーションを......と思っても人力でDMのメッセージを捌き続けるのは非現実的です。フォロワーが増えていっても、しっかりとそのフォロワーのサポートをして行く事も大切にしないと、数はいるけども売り上げが伸びないという状態になるので、そういう場合はチャットボット等を活用して、一人ひとりのファンであり顧客であるフォロワーを逃さない様にして行きましょう。
どのようなチャットボットツールを使えばいいのかわからない方は、まずはsikiapiの導入を検討してみませんか?
当社が提供するsikiapiには上にあげたような応用機能だけではなく、他にもフォーム機能カルーセル機能クーポン配信など有用な機能が揃っています。
サービス概要や質問対応は以下のリンクよりアクセスすることができます。
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まとめ

 Instagramのストーリーズではさまざまな機能が備わっており、ユーザーとの距離感がぐっと近づいてお互いのコミュニケーションが取りやすいツールになっています。自分達が発信する内容についても詳しく知ってもらうきっかけ作りにも効果的です。アンケートや質問機能を使えばユーザーが欲しい情報を企業も把握しやすく、どのような発言をすると、どんな反応があるのかしっかり分析していくことで問題点の改善にもつながります。SNS運用のメリットを理解し、上手に活用してマーケティングの効率アップや、より良いサービスの向上を目指しましょう。

柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。