更新日:2023/09/27
最近よく耳にするInstagram運用。アカウントを開設し、ただ投稿するだけではターゲットにリーチできず効果的な集客は見込めません。今回の記事では、Instagramのアカウント運用方法のコツに加えて運用を始める前に知っておいた方がいい注意点3つをご紹介します。
そもそもInstagram運用とはどういったことを表すのでしょうか。企業や個人がInstagramを使用して情報発信をしてマーケティングを行うことをInstagram運用といいます。
SNSが普及し今では3300万人がInstagramを利用しており、最近ではInstagramで情報収集する人も多く、企業や店舗にとって新たな集客方法として使われています。
個人がInstagramをうまく活用しインフルエンサーになっている成功事例もあり、このように今ではInstagramの運用方法を知れば誰でもインフルエンサーになれることがわかります。
Instagramアカウントには3つのタイプのアカウントがあります。
ひとつずつご紹介します。
それぞれの違いを知り自分がどのタイプに当てはまるのか見極めてから設定するといいでしょう。
ビジネス向けとしない一般のInstagramのアカウントです。
投稿するのみなので、どんなユーザーがいるのかなどの分析をすることはできません。収益化をすることもできないのでビジネス向きではないでしょう。
ビジネスやブランド向けのアカウントです。
職種によって予約、CTAボタン(行動換起させるためのボタン)、カスタマーサービスへのお問い合わせ、オンラインショップなどのInstagramサイトをブランド化させるための機能が多く備わっています。オンラインショップを持っている人や外食産業、サービス、オンラインレッスン講師などが向いていると言えるでしょう。
コンテンツクリエイター向けのアカウントです。
アカウントを通してファンを作りブランドを認知させることができ人脈も作ることができます。基本的にビジネスアカウントと同じ機能が備わっています。アーティストやオンラインコンテンツ販売者に向いています。
収益化を測るならばビジネスアカウントもしくはクリエイターアカウントが一番いいでしょう。
Instagram ビジネスアカウントが集客に効果的なのは一体なぜでしょうか。
その理由は大きく分けて3つあります。
詳しくご紹介していきます。
インスタグラムは、視覚的にユーザーの欲求を想起しやすく、そのままの流れで商品を検索し、消費まで一貫して行えることが特徴です。そのためInstagramの情報をもとに、商材を購入するかどうかを判断しているユーザーが増えています。
企業は、Instagramに製品を投稿することでユーザーにアプローチし、より多くの潜在顧客を獲得することができます。ショップ機能が利用でき、ECサイトへスムーズに移動して買い物ができます。
Instagramはフォローされることでユーザーとつながることができるので直接、製品をユーザーにアプローチすることができます。
たとえば、DMやストーリー、投稿のコメントを通じてコミュニケーションが取れます。いちいち電話やメールで問い合わせや連絡をする必要がないので、より簡単なステップでアプローチできることが魅力と言えるでしょう。
投稿に関して、Instagramの投稿でユーザーが求めているものなら商品について好印象を与えることができるでしょう。フォロワー数を増やして集客につなげるためには、こまめにユーザーとコミュニケーションを取ることが大切です。
Instagramはフィード投稿(画像・動画投稿)のほかにリール、ストーリーズなど多彩な機能がついています。そのため、これらをうまく活用すれば多くのユーザーからリーチを獲得することができます。
最近ではInsta LIVEをすることでより多くのユーザーを獲得することができる上に繋がりをより強固にすることができている事例もあります。
Instagramビジネスアカウントのメリットがわかったところで、開設の準備についてご紹介します。
3つのステップでビジネスアカウントを開設することができるのでこの記事をみながらやってみましょう。
もしまだInstagramのアカウントをお持ちでないなら下記のリンクから立ち上げましょう。インスタグラムを開設するのはPC、スマホどちらでもできます。
詳しいアカウント開設方法は以下のガイドを参考にしてみてください。
アカウントを開設するときに必要な情報は以下の通りです。
ガイドに従って下記の情報を入力していきます。
ユーザーネームを設定する必要があるのでブランドとわかるような名前に設定しましょう。
インスタアカウントを開設できたらブランドのプロフィールを設定しましょう。
ユーザーがひとめ見てわかるようなプロフィールにするといいです。
ビジネスアカウントに切り替える方法はシンプルです。
プロフィール欄の設定からいくつかの質問や入力フォームに答えていくだけで切り替えが完了します。
ビジネスアカウントへの切り替え方法についての詳しい解説は以下のガイドを参照してください。
Instagramビジネスアカウントを開設できたら早速運用していきましょう。しかし、ただ投稿していくだけでは他のアカウントに埋もれてしまいます。
そこで、うまく運用していくためのコツを7つご紹介します。コツは7つありますが大事なことは何度も検証していくことです。
ひとつずつご紹介します。
Instagramのビジネスアカウントを活用するためには、ハイライトを使ってストーリーをカテゴリ別にしましょう。ストーリー機能を使用した場合、投稿から24時間以内に消えてしまいますが、ハイライトを使用することで常にプロフィールに表示できます。
プロフィール欄の目立つ位置に表示されるため、ユーザーからの注目度も高くなること間違いなしです。反響のあったストーリーをまとめておくことで、ユーザーに見てもらいやすくなるため、宣伝としてより効果を発揮するでしょう。
ハイライトとは、これまで投稿してきたストーリーズの中から任意の組み合わせでまとめて、残しておける機能です。常に新しい情報をユーザーへ届けることで、ユーザーを飽きさせずに継続的な利用へと促せます。
ユーザーからアカウントに対して何か良いアクションがあった場合は、できるだけお礼コメントを残したり、投稿をタグ付けしてストーリーズに残すなどこまめにコミュニケーションをとりましょう。
もし企業・ブランドの公式アカウントからリアクションが届いたら、ユーザー自身もうれしくなり、積極的にコメントやタグ付け投稿をしようとするからです。
より多くポジティブな反応をいただけるようにするためには、こちらからもユーザーとコミュニケーションを取るようにしましょう。
Instagramのビジネスアカウントを活用するためには、統一感のある世界観を設定しましょう。Instagramは画像・動画をメインとするSNSのため、見た目が重要なポイントとなります。
世界観を統一するには、画像の世界観に加え、投稿文の口調や雰囲気も配慮することがおすすめです。自社の商品やサービスにあった世界観を設定できるよう、写真のフィルターや余白を統一したり、投稿文をテンプレート化したりするのも良いでしょう。
投稿内容のストーリー性を重視することで、集客効果を高められます。投稿内容のストーリー性とは、写真と投稿文に連動性を設けて投稿内容全体で集客へと導くことです。
例えば、下記の画像がストーリー性を重視している投稿になります。
企業・ブランド独自のハッシュタグとは、自社オリジナルだとわかるハッシュタグです。独自のハッシュタグを作って投稿することで、ユーザーが真似して同じハッシュタグをつけて投稿してくれるようになります。
そのため、無難なハッシュタグをつけるよりも、ブランディングや認知拡大に貢献することができます。ハッシュタグ1つ工夫するだけで、多くのユーザーに受け入れられ、拡散力を高めることができます。
投稿するときは常にユーザー目線であることが大事です。ユーザーが「保存」したくなるような投稿をすることで、人気投稿として表示される可能性が高くなり、多くのユーザーに注目してもらえるようになります。
Instagramのアルゴリズム上、保存=投稿を見直す可能性が高く、コンテンツとして質が高いということになります
インパクトがあるストーリーズ広告を出稿すれば、多くのターゲットにリーチさせることができます。ストーリーズ広告は大画面で表示させられますが、興味のないユーザーはすぐにスキップしてしまいます。
まず広告を見てもらうためには、見た瞬間にインパクトが伝わる素材を使いましょう。ダイナミックな動きをつけたり、視界に飛び込んでくるようなテキストを編集して使うなど、一瞬でユーザーの興味をひく工夫をする必要があります。
広告費用もかかるので出稿はインスタ運用に慣れてからの方が個人的にはいいと思います。
運用する上でのコツをご紹介しましたが、気をつける点もあります。
アカウントを開設する前にきちんとチェックしてからビジネスアカウントを運用するようにしましょう。
Instagramのアカウント運用における目的は、「認知度の向上」「ブランド好意度の向上」「購入意向の向上」などが挙げられます。
自社やブランドがあまり知られていない場合は「認知度の向上」、すでに多くの人に自社やブランドが知られている場合は「ブランド好意度の向上」など、自社やブランドの状況や課題に合わせた目的設定をしましょう。
インスタグラムを運用すると決めたら、最初に行うことはターゲティングです。まったく商品やサービスに興味がないと思われるユーザー層に情報を発信しても、集客は期待できません。
性別・年齢・どんな人か・どんな生活を送っているか細かく考え、ターゲットを絞り込みましょう。
Instagramの特徴は、写真や動画がメインのコンテンツであるという点です。そのため、写真や動画といった素材を継続的に用意できることが前提になります。
加えてInstagramでフォロワーを増やすためには、写真や動画にある程度のクオリティと、企業独自のカラーや美しい、かわいいといった世界観の確立が求められます。
今回はInstagramビジネスアカウント開設の仕方、運用方法のコツ、運用にあたっての注意をご紹介しました。まずはご自身で挑戦してみて検証を重ねることが大事です。
もし、検証してうまくいかないと感じた場合には運用代行会社へ依頼することも可能です。インスタアカウントビジネスが上手くいくよう応援しています。
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。