Instagramビジネスアカウントを個人で運用するメリット7つ

Instagramビジネスアカウントを個人で運用するメリット7つ

更新日:2023/05/24

最近、個人のInstagramで商品紹介をしたり、お店のメニューを掲載したり、個人でビジネスアカウントを運用している人が増えてきました。インフルエンサーの他にもお店のサイトとして、また個人ブログとして活用する方もちらほらと見かけます。 個人でInstagramビジネスアカウントを運用するメリットをご紹介します。

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Instagramはビジネスアカウントに切り替える方が得!

結論から言って、Instagramは、集客やブログとして活用するなら、ビジネスアカウントに切り替えたほうが得です。
メリットは7つあります。

  1. 切り替えから運用まで基本無料で使える
  2. インサイトの効果測定ができる
  3. ブログや予約までの導線がわかりやすい
  4. 投稿内容を分けられる
  5. 拡散性が低い
  6. 予約投稿が可能
  7. ハードルが低い

これだけだと、いまいちピンとこないかもしれませんので、1つ1つ詳しく紹介していきます。

切り替えから運用まで基本無料で使える

インスタグラム
Instagramが個人運用に向いている理由、まず1つ目は「無料であること」です。
Instagramは個人アカウントからビジネスアカウントの切り替えを無料で行えます。
プロアカウント切り替え
また、今後の運用においても、広告を出すことがなければ無料で使い続けられます。
無料で使えるビジネスアカウント特有の機能はこちらです。

  • プロフィール欄にカテゴリ、問い合わせ欄を作れる
  • インサイト機能が使える
  • DMのテンプレート機能が使える

など、これらが無料で使えます。これらの機能が後ほど述べていくメリットにもなっていくので、是非最後までご覧ください。
言ってしまえば、ブログの運営管理を無料で行えるのです。
しかもアクティブユーザー数が日本だけでも3300万人いるアプリです。 (“Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Metaについて” より引用)
その分、自分のアカウントが見られる確率も高くなります。
個人ではなかなか閲覧を増やしていくのが難しい中で、アクティブユーザの多い場所で、無料でサイトができるのは、メリットでしかないでしょう。

インサイトで効果測定ができる

インサイト
これはInstagramをビジネスアカウントに切り替える最大のメリットと言っていいでしょう。
ブログを書いたことがある人なら分かると思いますが、人が自分のブログをどれだけ読んでいるのか、こちら側は分かりません。
ブログが伸びない理由、商品が売れない理由が、「そもそも人の目に触れていない」「触れているが響いていない」「サイトまでの導線が長い」どれかが分からないのです。
ここで役に立つのがInstagramが公式に提供してくれているインサイトです。
インサイトを使えば、ユーザーが自分の投稿への反応を細かく把握することができます。
例えば、インサイト機能にあるデータにはこのようなものがあります。

  • インプレッション
  • リーチ
  • エンゲージメント
  • プロフィールビュー

プロアカウント インサイト

WE LOVE SOCIAL

インプレッションとは、ユーザーに投稿が表示された回数のことです。この数が分かれば、上記で述べた自分の投稿が「人の目に触れているか」が分かります。
そこが原因であれば、投稿の時間帯を変える、頻度を変える、形式を変える、最後は有料広告を出す、このようにして効果のある解決策を考えられます。
Instagramのインサイトでは、図で確認できるような、年齢層や男女比だけではなく、ユーザーが自分の投稿を見て、プロフィールに遷移した後、ウェブサイトやメールアドレスをクリックした数まで測定してくれます。
つまり、自分の元にユーザーがお客様となり訪れるまでの間に、どのタイミングで興味が薄れるのか、またはどこの投稿に興味を持ち、購入や予約に至るのか、を詳細に分析することができます。
個人で運営するにあたり、PRの時間をなるべくかけず、有効に活用していきたい、という時間費用対効果が重要となる方には、まさにピッタリな機能だと言えるでしょう。

ブログや予約までの導線がわかりやすい

インスタグラム
3つ目のメリットは、ブログやECサイト、予約などの外部への導線が分かりやすくなることです。
Instagramをビジネスアカウントに切り替えることにより、プロフィール欄に追加できるようになる項目があります。
それは、

  • カテゴリラベル
  • 問い合わせボタン
  • アクションボタン

です。
カテゴリラベルとは、自分がどんな人物なのかを表すラベルです。「個人ブログ」や「デジタルクリエイター」などのラベルが、インフルエンサーのプロフィール欄に書かれているのを見た事はないでしょうか。
実はあれはビジネスアカウントに切り替えるとできるようになるのです。
職業や店舗の種類・施設の名前などに設定でき、そのカテゴリは日々更新され、増え続けています。
自分は何者かをラベリングすることにより、プロフィールを見に来るユーザーに、自分がどんな人物かを示し、分かりやすさや親しみを持ってもらえます
次に問い合わせボタンです。
このボタンは、よくカフェやレストラン、またECサイトを運営する方のプロフィールによく表示されます。
問い合わせボタン
電話番号やメールアドレスを入力することなく、問い合わせ先に直接繋がる形になっており、個人で運営している方も連絡の管理が一括で行え、大変手間が省けるでしょう。
このボタンもビジネスアカウントに切り替えた際に追加できる機能になっており、プロフィールを見た後、エンゲージメントが高まったと同時にすぐ押せるようになっています。
最後にアクションボタンです。
問い合わせボタンと同様、プロフィール欄の最後に配置され、ユーザーがそのままInstagram上からホテルやレストランの予約をすることが可能となります。
この3つを導入することにより、ユーザーが「買いたい、欲しい」「食べたい」と思った際、そのままその後のアクションを行うことが可能になります。
導線の多さにより、最終的に自分のもとへリーチするまでに離脱するユーザーを最小限に抑えることのできる機能になっています。
このInstagramのアカウントがブログ替わりとなり、問い合わせ先、予約受付…と、すべてを一手に担ってくれます。複数のアカウントを運営する必要もなく、大変個人に向いている点だと言えます。

投稿内容を分けられる

インスタグラム
4つ目は、投稿内容を分けられるところです。
Instagramは他のSNSと違い、ストーリー、リール、投稿と3つの投稿機能があります。
ここでは、ビジネスアカウントにおススメする、3つの投稿機能の使い方を紹介します。
まず、通常投稿の特徴は、フォロワー以外の目に触れやすいことです。
そのため、タグ付けを多く行ったり、毎日1投稿はするなどして、見つけてもらいやすくするのがおススメです。
例えばECサイトであれば、セールのカウントダウン投稿、カフェの新作、今日のおススメメニュー、週替わりのメニュー紹介など、毎日ルーティンにできるものの、同じ内容にならないトピックを考えてみましょう。
次にストーリー投稿です。ストーリーの特徴は24時間で消えてしまうことです。だからこそ、24時間以内のみ有効な情報や、限定商品の紹介、イレギュラーな営業時間などに使うのが有効です。
また、ストーリーはTOPページ上部に常に表示されているため、ユーザーが能動的に見ることが多いです。タイムセールやクーポン配信に利用するのも有効でしょう。
最後にリールです。まず、大前提として、アカウントへの滞在時間の長さがInstagramからの評価の高さになることを覚えておいてください。
つまり、自分の投稿やプロフィールを少しでも長く見られることが、フォロワーなどを伸ばすうえで重要になります。
その点リールは、10秒以上の動画がほとんどで、すべて見てもらえた場合、通常投稿を見てもらうよりも評価が高くなります
更に人は自然と動きのあるものは見てしまう習性があるのです。
リール投稿のみになってしまうのも変わり映えがしませんが、時にはリール投稿を使ってみるのもいいでしょう。
このように、1つのアプリ内で3種類の投稿を使い分けられるため、別のサイトに飛んで動画を見てもらったりクーポンを配布する必要がなく、1つで完結する点も、個人で運用するうえで手間のかからないメリットと言えるでしょう。

拡散性が低い

インスタグラム
5つ目は、拡散性の低さです。
まず他のSNSの拡散力を見てみます。
Twitterはどうでしょうか。リツイートを介した場合、どこまででも拡散が可能です。次に、Facebookですが、友達の友達にまで投稿が届きます。
それに対し、Instagramは、基本的にはフォロワーにしか表示されません
昨今、SNSの拡散力の高さにより、思いがけない投稿が火種になることもあります。面倒な事態を引き起こさないために極力SNSの中でも、Instagramの拡散力の低さは1つメリットと言えるでしょう。
また、拡散力が低いと自分の投稿を見てもらいづらいのでは?と多くの人に情報を届けたい方は不安になるかもしれませんが、タグの使用や運用次第で様々な人々にアプローチを自由にかけられるのもInstagramの魅力です。

予約投稿が可能

スマホ
6つ目は、予約投稿が可能になることです。
Instagramグラムを人々が一番利用している時間帯を、皆さんはご存じでしょうか。
実は、アクティブユーザーは、曜日では日曜日が一番高く、時間帯では20〜21時が最も見られていることが、写真から分かっていただけると思います。

App Ape

つまりこの時間帯や曜日に投稿を行うことが、閲覧数を稼げる簡単な方法なのです。
しかし、個人で運営していると、私用がどうしても入ってしまったりすることもあるでしょう。
その際、この予約投稿を活用すると、前もって投稿を作成し、予約しておくと、アクティブユーザーの多い時間になると自動で投稿されます。
Instagram単体ではできませんが、Meta社が運営する、クリエイターズスタジオにて、Facebookとの紐づけを行えば、予約投稿が可能です。
とても便利な機能なので、是非利用してみてください。

ハードルが低い

スマホ
最後は、ハードルが低いところです。
これまでに述べてきた、ビジネスアカウントまでの連携や、ブログや予約サイトの1本化、拡散性の低さ、初期費用無料…など、すべてを通じて、個人でも参入していきやすく、ハードルが低いと感じられたのではないでしょうか。
また、Instagramは、恐らく少しだけでも触ったことがある方が大半でしょう。
その為、操作にも慣れており、ビジネスアカウントになった後の運用も、大きく以前と変わるものでもありません。
WordPressやNoteを初めから勉強し運用していくよりも、はるかにハードルが低いです。
個人運用という点において、時間も限られた中でInstagramを活用するのは他の業務に割くこともできる分、大変効率がいいと言えるでしょう。

まとめ

インスタグラム
いかがだったでしょうか。
以上、7つの項目に分け、Instagramを個人で運用するメリットを紹介してきました。

  1. 切り替えから運用まで基本無料で使える
  2. インサイトの効果測定ができる
  3. ブログや予約までの導線がわかりやすい
  4. 投稿内容を分けられる
  5. 拡散性が低い
  6. 予約投稿が可能
  7. ハードルが低い

この7点において、操作性に優れ、時間費用対効果の高いSNSということが言えます。
今や、若者の間ではTwitterより、FacebookよりもInstagramが主流です。
若いユーザーは新しいことをどんどん取り入れるからこそ、新規も受け入れてもらいやすく、参入しやすいと言われています。
今回、この記事を読んで、Instagramのビジネスアカウントについて少しでも興味を持った方は、是非この機会に切り替えてみてください。

柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。