UGCのより効果的な活用法【Instagram運用成績UP】

UGCのより効果的な活用法【Instagram運用成績UP】

更新日:2023/07/19

ユーザーが作成したコンテンツ、UGCを活用することがInstagram運用では重要です。Instagramでは投稿手段が多様なので企業によるUGC活用方法もさまざまです。この記事ではInstagram運用でUGCを活用できる定番の形式から、他と差をつけられる効果的な活用法について解説しています。

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UGCとは?

UGCとは「User Generated Contents」の略で、ユーザーが投稿した全てのコンテンツを指します。例えば、ブログ記事やSNSの投稿にある口コミなどがあります。他にもユーザーが自らの意思で作成したwebコンテンツは全てUGCと呼びます。InstagramのUGCだと、フィード投稿、ストーリー、IGTV、リールなどの投稿において自発的に発信しているコンテンツということになります。国内で初めてUGCが見られたのは2007年頃で、ビジュアル面での表現が豊富なInstagramによって商品やサービスをSNS投稿するユーザーが増え、UGCは一気に広がりました。
Instagramでは投稿手段が多様なので、企業によるUGC活用方法はあらゆるものが考えられます。例えば、フィードであれば自社指定のハッシュタグをつけた投稿であったり、ストーリーであれば自社アカウントのメンションをつけた投稿などが考えられます。そのためには、あらかじめ企業はハッシュタグやアカウントを用意しておく必要があるでしょう。
Instagram UGC

UGCが注目されている背景

近年ではUGCがマーケティング手法として注目されており、多くの会社が活用しています。その大きな理由はユーザーの購買行動が変化しているからです。今より情報の広がりが少なかった時代では、情報が正しいかどうかを判断することはほとんどなく、企業が商品の魅力を紹介し、素直に欲しいと思われれば購入してもらえました。
しかし、今は情報があふれる時代であり、正しい情報も不正な情報も当たり前に流れているので、多くの人は口コミをみたり、他の商品と比べるなど十分にリサーチをしてから購入をするようになりました。つまり、利用者のポジティブな意見が多く見られる商品が魅力的ということになります。なので、利用率の高いInstagramでUGCを活用するマーケティング手法が注目されているのです。
Instagram UGC

InstagramでのUGC活用形式

ここではInstagramでのUGCの活用形式について紹介していきます。活用形式は「UGCのみでの運用」と「自社コンテンツとの併用」の二つの形式があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自社が活用すべき形式はどちらかここで確認しておきましょう。

UGCのみでの運用

UGCのみの運用では投稿のリポストのみで構築する形式があります。運用コストはほとんどかからない分、大きな効果はあまり期待できません。例えば、想像以上にUGCの量が少なかったり、ユーザーが自発的に作成するため事実と異なる情報が流れることもあります。なので、計画の時点で大きな効果が予想できるかが選択の重要な要素となるでしょう。
また、UGCのみでの運用は不適切な内容や著作権・肖像権によるトラブルに巻き込まれる可能性もあります。リポスト投稿をする場合は元の投稿者がわかるようにしたり、#repostといったハッシュタグを追加する配慮が大切です。
さらに、リポスト専用アプリを使えば自動的にリポストマークとアカウント名を入れられますが、使用しない場合であればキャプション内の記載やタグ付けでアカウント名がわかるようにしましょう。

自社コンテンツとの併用

UGCと自社制作のコンテンツを併用して運用する形式があります。運用コストはかかりますが、大きな効果が期待できる形式です。例えば、キャンペーンやコンテストなどのイベント開催を通してリポスト投稿をしたり、モニターやクーポンを引き換えにリポスト投稿をします。UGCのみでないため、自社内で投稿内容をコントロールできるので、ユーザーに依存することもなくなります。
しかし、UGCのみの形式よりも確実に計画や制作などの工数が増えるため、費用や時間のコストがかかり、初めて活用する企業や資金の少ない企業にはあまりおすすめできません。もし人的リソースを割くのが難しい場合は代行サービスを利用も検討してみるとよいかもしれません。
Instagram UGC

Instagramでの具体的なUGC活用方法

ここではInstagramのUGC活用形式を具体的な活用方法に分けて紹介していきます。それぞれかかるコストや工数は変わってくるので、ここで把握しておきましょう。

ユーザー投稿のリポスト

ユーザーが企業の商品やサービスを紹介している投稿を企業の公式アカウントがリポストするという方法です。これは「リポストによるアカウントの認知拡大」と引き換えに「UGC投稿」をしてもらうという形で、運用コストもかからず成功事例も多いので、採用している企業も多い方法となります。

ハッシュタグキャンペーン

ユーザーがハッシュタグなどをつけたコンテンツを投稿することで、ユーザーがキャンペーンに参加できるようにするという方法です。これは「キャンペーンの参加」と引き換えに「UGC投稿」をしてもらうという形で、短期間でのUGC作成に効果的です。しかし、運用にかかる手間や工数からUGCを全面に活用している企業は少ないのが現状で、活用するとすればキャンペーンツールを用いると良いでしょう。

モニター募集

ユーザーに新商品に関するアンケート、口コミの投稿などをインスタグラム上で行ってもらい、商品をプレゼントする方法です。これは「商品のプレゼント」と引き換えに「UGC投稿」をしてもらうという形で、プレゼントを用意する必要があるので、少しコストがかかってしまうことが懸念点です。

特別なクーポンを渡す

ユーザーが商品を紹介すれば、特別なクーポンを渡すという方法です。これは「クーポンのプレゼント」と引き換えに「UGC投稿」をしてもらうという形で、抽選でクーポンを渡すようにすればコストを抑えられます。さらに、クーポンなので特定の商品に絞られず、魅力を感じる人が増える可能性もあります。

インフルエンサー施策

インフルエンサーにお金を対価として、Instagram内で商品を宣伝してもらう方法です。これは「お金」と引き換えに「UGC投稿」をしてもらうという形で、予算に合わせて拡散力のあるインフルエンサーに頼めば、潜在顧客にも大きな認知拡大をはかることができます。数あるインフルエンサーの中でも「拡散力がある」「信頼性のある」「普段から商品・サービスを利用している」人を選ぶと良いでしょう。体験を提供する商品やクーポンをプレゼントする以外にも、ユーザーが自然をしたくなるような体験を用意することも重要となります。例えば、インスタ映えのするスポットや食べ物、パッケージなどを用意できればユーザーは自発的にInstagramへ投稿するでしょう。
sikiapi シキアピ

Instagramのマーケティングツールを利用する

キャンペーンやクーポンの配布、アンケートなどの施策はマーケティング・オートメーションツールを利用しましょう。素早く大量のユーザー・フォロワーからのアクションを捌けるので、UGCマーケティングをより効果的に運用することができます。
どのようなマーケティング・オートメーションツールを使えばいいのか、どうやってマーケティング・オートメーションツールを導入すればいいのかわからない方は、まずはsikiapiの導入を検討してみませんか?
当社が提供するsikiapiには定型対応のbot機能だけでも質問対応、シナリオ配信、クーポン配信、フォーム機能など多くの機能が揃っている上、顧客の属性ごとに管理ができるなど、有用な機能が揃っています。また、無料で初回設定サポート、他にもチャットボット運用に関する相談やセミナーなどが用意されているので初めてマーケティング・オートメーションツールを利用したい方にもおすすめです。
サービス概要や質問対応は以下のリンクよりアクセスすることができます。
sikiapi(シキアピ)|対話型マーケティングツール
Instagram UGC

InstagramでUGCを活用する利点

ここではInstagramでUGCを活用する利点について解説していきます。

信用度が上がる

第三者に自社の商品を投稿してもらえれば、自社で紹介するよりも信用度は上がります。自社でサービスを悪く言うことは基本的にないため、情報のほとんどがポジティブに捉えられています。一方で利用者はサービスに対して正当に評価してくれるイメージが強いため、そこでの紹介は商品に対する信用を強くさせます。さらに、よく見るYouTuberやよく会う友人がその商品を紹介していれば、なおのこと信用度は上がるでしょう。

顧客のニーズを把握できる

第三者目線で評価してもらうことで、単純に顧客の要望や不満を把握することができます。商品の購入数や売上だけでは本質的な商品の良し悪しをはかることはとても難しいですが、ユーザーのリアルな声があれば具体的な課題を見つけることができます。今後のマーケティングに繋げるためにも他者評価も受けられるUCGは企業にとって大きなメリットとなるでしょう。
SNS

フォロワー外の人にも宣伝できる

Instagramでは基本的に自分のアカウントをフォローしてくれているフォロワーにしか情報を届けることができません。より多くの人に宣伝するには単純にフォロワーを増やすという方法もありますが、フォロワーの多い人に頼み、代わりに宣伝してもらった方が時間をかけずに集客できます。

新しいアイデアが生まれる

他のユーザーに商品を紹介してもらうときに新しいアイデアが生まれることもあります。例えば、コスメ商品を販売している会社の商品であれば、動画でおすすめの使い方や口コミから改善点を指摘されることもあります。そこから、新しいアイデアを得て今後の商品開発や宣伝に生かすことができます。新たな利用者の視点は新しい商品を作る重要な要素にもなるのです。

ファンを作りやすい

UGCを活用すると、結果的にファンが増える可能性もあります。商品やサービスを利用するときに提供している企業や作り手を思い浮かべる人はほとんどいません。しかし、企業からメッセージがきた際にその商品に対する思いを聞くと、ユーザーはその商品を今までと違った視点で見れるようになり、そこから助言や宣伝をしてくれるファンになっていくユーザーも出てくるようになります。Instagramはコミュニケーションツールのひとつでもあるので、どのようにユーザーに伝えるかによって相手との信頼関係が大きく変わってきます。

コストが下がる

自社で商品を紹介するには作成コストが必ずかかり、それは膨大な費用や時間がかかることを意味します。さらに、作成しただけでは終わらず継続的に運用することにもコストはかかってきます。しかし、優れた投稿をするインフルエンサーに頼めば、作成や運用の工数が減るため、コストが下がります。企業が一から商品を宣伝する力をつけるのは簡単なことではないので、常にインスタに投稿しているインフルエンサーに頼めば、継続的に質の高い商品投稿をすることができます。
Instagram

InstagramでUGCを活用する流れ

ここではInstagramでUGCを活用する流れを紹介していきます。
ステップは「1.独自のハッシュタグの設定」「2.ユーザーの投稿の選定」「3.使用前の許可」「4.リポスト投稿」の4つのみでシンプルな流れとなっています。

ステップ1: 独自のハッシュタグを設定しましょう

キャンペーンやブランドを伝えるために独自のハッシュタグを設定しましょう。ハッシュタグは自社アカウントのプロフィールやキャプションの中で紹介し、ユーザーに認知してもらいます。

ステップ2: ユーザーの投稿を選定しましょう

ユーザーの投稿の中で魅力的な投稿やイメージ通りの投稿を選定しましょう。ハッシュタグツールやUGCツールを利用すれば、特定のハッシュタグからコンテンツを絞って見ることができます。

ステップ3:使用前に許可を取りましょう

ユーザーの投稿を使用する前には、必ずユーザーに許可を取るようにしましょう。無断で使用してしまうと、炎上や法的なトラブルになる恐れがあります。許可を取る際には、コメントやダイレクトメッセージで使用したい旨を伝えるのが良いです。肖像権・著作権・プライバシーなどに十分配慮して使用しましょう。

ステップ4:リポストとして投稿しましょう

使用の許可が得られたら、投稿をリポストしましょう。他にも自社ホームページなどの口コミとして使用する方法もあります。リポストでは元の投稿者がわかるようにキャプションにはアカウント名を記載したり、メンション機能を使うようにしましょう。また、編集や加工は著作権に関わるので、しないように注意してください。
インフルエンサー

InstagramでUGCを活用するときの注意点

ここではInstagramでUGCを活用する時の注意点を解説していきます。

投稿の炎上リスク

ユーザーの投稿の際に、誤った情報や不適切な言葉を記載してしまうと、炎上につながる恐れがあります。投稿の前には必ず、画像やキャプションに問題がないか確認をしてから投稿するようにしましょう。

著作権・肖像権のトラブル

著作権や肖像権のトラブルは多いので、ユーザーの投稿を使用する前にはしっかりと許可を得るようにしましょう。著作権や肖像権などは、企業が意図せずに侵害してしまう恐れもあるので、特に注意が必要です。
Instagram UGC

まとめ

今回はUGCの活用形式や活用する利点、活用する流れ、活用するときの注意点などについて解説してきました。
UGC活用は多くの企業で導入されている方法で、集客に大きな効果をもたらすこともわかっています。もし興味をもっていたら、ぜひこの記事を参考に導入するかを検討してみてください。

柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。