Instagramハッシュタグの効果的な使い方は？人気のタグも解説

Instagramのハッシュタグとは？

ハッシュタグとは、Instagram上で「#○○○」で表示される「#（ハッシュマーク）」のことです。
Instagramは文字ではなく、写真や動画がメインのSNSですので、情報を検索しづらいです。
そのため、投稿された写真や動画のテーマが一瞬で分かるようにキーワードをラベリングした目印がハッシュタグです。
例えば、「#お寿司」でしたら、お寿司屋に関しての話題を投稿していることをタグとして表しています。
ユーザーはタグで検索しますので、投稿した内容を興味のあるユーザーに検索して貰いやすくするためにハッシュタグをつけるのです。

Instagramのハッシュタグはなぜ重要？

Instagramのハッシュタグが重要な理由は、ユーザーはハッシュタグを用いて検索するのでハッシュタグを付けることで投稿した内容に興味のあるユーザーにリーチしやすいためです。
また、Instagramの利用者数は多く、調べものをInstagramで「タグる」人が急増しているので、ハッシュタグを有効活用できれば見込み客を効率的に作れます。
では、日本のInstagramの利用者数は、何人いるか知っていますか？
実は3,300万人以上（2019年時点）もの人が使っています。今後さらにInstagramの利用者は増えていく見込みです。
Instagramは利用者数が多く、情報検索にも使われているので、企業の集客やブランディングにも必要不可欠なプラットフォームになっています。影響力の大きいInstagramの基本であるハッシュタグがどれだけ重要か分かりますよね。

Instagramのハッシュタグ検索

ハッシュタグ検索とは、ハッシュタグの付いた投稿を検索する方法です。
例えば、検索画面で「#恵比寿」を検索したとします。
すると、投稿に「#恵比寿」や「#恵比寿ランチ」、「#恵比寿カフェ」などの「#恵比寿」が付いた候補が表示されます。
候補の「#○○」の下にはそれぞれのタグの投稿件数も記載されていますので、タグ別の情報量が分かる仕組みになっています。
また、ハッシュタグフォローもあり、アカウントではなくタグをフォローできる機能があります。そのため、「#恵比寿ランチ」のタグをフォローすると毎週おすすめに「#恵比寿ランチ」のタグ付けがされている投稿が表示されます。
では、そもそもなぜInstagramのハッシュタグ検索をするのでしょうか。
答えは、情報の信用度が高いからです。
Google検索をすれば情報は手に入りますが、インターネットは情報量が多く真偽が不明に感じますよね。
そのため、Instagramのように個人の投稿が多く、リアルな感想中心の口コミ情報に価値が生まれるのです。
ネット情報は、誰が書いたのか分からず信憑性の低い口コミや読者に商品やサービスを購入させるための誘導記事も多いです。今はまだGoogle検索をする人の方が多いですが、いずれハッシュタグ検索が主流になっていくでしょう。

Instagramのハッシュタグを効果的に付ける方法

7つのハッシュタグの効果的な付け方を紹介します。

①ハッシュタグは文中に組み込む

ハッシュタグは、一般的には文末に全部まとめて付けることが多いです。
ただ、ハッシュタグは文中に組み込むことをおすすめします。
理由は2点あります。
・文中のキーワードの強調
Instagramは文章を打つ際に太文字にしたり、色を変えたりする機能がありません。
文中のキーワードをタグ付けすることで、青色の目立つ文字になり自然と強調の役割を果たせます。
・タグへの誘導
文中にタグを付けることで、タグをクリックしてくれる可能性が高まります。
自分が見て欲しいタグに自然と誘導しましょう。
また、Instagramにはハッシュタグフォロー機能があります。タグに誘導してフォローを貰えれば自動的にそのユーザーに毎週リーチできるメリットもあります。

②ハッシュタグは複数つける

Instagramのハッシュタグは通常のフィード投稿には30個まで付けることができます。
1回の投稿でハッシュタグを最低10個〜最大30個まで付けましょう。
出来たら1回の投稿で20個以上のハッシュタグを付けるのがベストです。
リーチできる範囲が広がるので、時間帯効果が高まります。

③ビックキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードの使い分け

ハッシュタグを効果的に使うには、ビックキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードの使い分けのバランスが重要です。
効果的な使い分けの目安は、ビックキーワード（3〜5個）、ミドルキーワード（7〜10個）、スモールキーワード（10〜15個）程度をおすすめします。
では、そもそもビックキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードとは何でしょうか？
ビッグキーワードは大テーマ、ミドルキーワードは中テーマ、スモールキーワードは小テーマを指します。
分かりづらいと思いますので、具体例で説明しますね。
・ビックキーワード：恵比寿（地名などの広い意味のワード）
・ミドルキーワード：歯医者（サービスのジャンルなど、ジャンルが絞られる）
・スモールキーワード：○○○医院（病院名や社名など個別具体的）
上記例では、地名、サービスのジャンル、病院名のように広い意味のワードからより具体的なワードになっています。
地名などの広い意味のワードがビックキーワード、ジャンルが絞られるミドルキーワード、病院名や社名など個別具体的なワードがスモールキーワードと覚えましょう。
一般的には、投稿数の多い順にビックキーワード・ミドルキーワード、スモールキーワードとなることが多いです。
ビックキーワードは、抽象度が高く広い意味を指すので、リーチできるユーザーが多いです。
一方、スモールキーワードは具体的な固有名詞が多いので、リーチできるユーザーが限定されます。
つまり、自分の歯医者に集客したい場合、病院名などの固有名詞のスモールキーワードだけだとピンポイントで既存客にリーチできます。しかし、新規顧客を集客できない状態になります。
反対に恵比寿などのビックキーワードだけだと、恵比寿で何を調べている人なのか分か
らないので、潜在顧客にリーチできない可能性があります。
そこに歯医者などのミドルキーワードを組み合わせることで、恵比寿で歯医者を探している潜在顧客にもリーチできるようになるので、ユーザーに効果的なリーチが可能です。
潜在顧客、既存客の両者に効果的なリーチを行うためにもビックキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードをバランスよく使いましょう。

④インフルエンサーとの協業

インフルエンサーのタグを付けるのも効果的です。
もちろん事前にインフルエンサーから許可を取る必要がありますよ。
勝手に付けたら怒られてしまいます。
インフルエンサーに広告塔になって貰うイメージですね。
インフルエンサーのアカウントから自社をタグ付けして投稿して貰うのも大きな効果があります。
インフルエンサーはフォロワー数が多いので、自社のタグをチェックして貰える可能性も！
ただし、ステルスマーケティングにならないようにだけ気を付けてくださいね。

⑤投稿内容に関係のあるハッシュタグをつける

投稿に関係のあるハッシュタグをつけましょう。
ハッシュタグは複数付けられるので、投稿に関係のあるハッシュタグを付けた後に関係の無いハッシュタグを付ける人がよくいます。
絶対にやめましょう。
投稿に関係の無いハッシュタグを不自然に多く付けると、Instagramのアルゴリズム的にユーザーにリーチしない仕組みになっています。
おそらく、ハッシュタグ検索をする人が増えている中、関係の無いハッシュタグを付けた投稿が増えると検索の精度が落ちるため、Instagramの運営側が調整しているのでしょう。

⑥タイムリーな検索して貰いやすいハッシュタグをつける

人気の定番だけでなく、タイムリーな今最も検索されているだろうハッシュタグを付けて投稿すれば検索して貰いやすくなります。
例えば、人気のカフェの新商品やブランドバックの新作でも良いでしょう。
「うちは歯医者だから、カフェやバックのハッシュタグは関係ないから付けられない」という声が聞こえてきそうですね。歯医者の集客の場合、診療内容や歯の知識についての投稿のみで考えてしまいがちです。
ただ、投稿する内容は従業員の日常などでも良いのです。歯科衛生士が就業後にカフェでのんびり等のテーマなら人気のカフェがタグ付けされていても投稿内容とハッシュタグがずれる心配もありません。また、美人歯科衛生士の日常などのテーマにすれば「バズりやすい」メリットもありますしね。

⑦同じ業界の投稿を分析する

同じ業界でInstagramを使って上手く集客している企業のハッシュタグの使い方を真似しましょう。
同業界の成功例は、ハッシュタグの付け方や投稿内容、投稿数など、ハッシュタグ以外でも参考になることが多いです。
Instagramの集客で成功しているアカウントの探し方は、フォロワー数の多い企業で問題ないです。
フォロワー数が多い同業界のアカウントが見つかったら、ハッシュタグを真似してみてくださいね。

人気のハッシュタグを調べる

・ハッシュタグの分析ツールを利用する

①ハシュレコ

Instagramのおすすめのハッシュタグを教えてくれるツールです。
使い方も簡単でキーワードを入力するだけで、そのキーワードのおすすめハッシュタグを教えてくれます。
Instagram（インスタグラム）ハッシュタグ検索ツール｜ハシュレコ

②インスタツール

キーワードのおすすめハッシュタグやハッシュタグの人気度も調べることができるツールです。
投稿やハッシュタグをチェックできる５つの機能が付いています。
インスタグラムのフォロワー増加ツールを無料提供しています。｜インスタツール

・Instagramの検索窓から調べる

ハッシュタグの投稿数（人気度）はInstagramの検索窓から調べることができます。
検索窓にハッシュタグを入力することで、関連したハッシュタグと併せて投稿数が表示されます。
投稿数を見れば入力したハッシュタグがよく使われている人気のハッシュタグか分かるでしょう。

ハッシュタグを付ける際に注意する7つのルール

注意する7つのルールを紹介します。

①ハッシュタグを並べて付ける時には「半角スペース」を入れる

ハッシュタグを複数並べて付ける時は、キーワードの終わりに「半角スペース」を入れてください。
「半角スペース」を入れないと、Instagramにハッシュタグとして認識されません。
例えば、
「＃恵比寿（半角スペース）＃ランチ（半角スペース）＃イタリアン」
の様に入力しましょう。
頑張って作成した投稿がハッシュタグ無しの投稿扱いになってしまいますので、気を付けてくださいね。

②ビックキーワードだけのハッシュタグにしない

ハッシュタグを投稿件数が多く抽象度の高いビックキーワードのみにしないようにしましょう。
なぜなら、投稿が埋もれてしまうからです。
例えば、神奈川県箱根温泉の宿が集客のためにInstagramを活用するとします。
「＃神奈川 ＃箱根 #温泉」のビックキーワードのみをハッシュタグに活用しても全て投稿件数の多いビックキーワードなので、投稿が埋もれてしまう可能性が高く潜在顧客にリーチできません。（※温泉はジャンルなのでミドルキーワードとも言えるのですが、投稿件数が多いのでビックキーワードに近いです）
ビックキーワードだけのハッシュタグではなく、ミドルキーワード、スモールキーワードを上手く組み合わせましょう。

③ハッシュタグが10個以下

最低でもハッシュタグを11個以上付けましょう。
10個以下のハッシュタグだと、検索ワードに引っ掛かりづらくなるので、
リーチできる範囲が狭いです。
目標は20個以上のハッシュタグを目指しましょう。

④投稿内容と関係のないハッシュタグを付けない

投稿内容と関係の無いハッシュタグを付けると、Instagramのアルゴリズムの特性上、検索者にリーチされづらくなります。
トレンドや人気のハッシュタグを使いリーチ数を増やしたい気持ちも分かりますが、Instagramから罰則を受けてリーチできなくなっては意味がないので気を付けましょう。

⑤同じハッシュタグを繰り返し投稿しないこと

同じハッシュタグを繰り返し投稿すると、Instagramのアルゴリズムの特性上、検索者にリーチされづらくなります。
どんなハッシュタグを付けるか思いつかなくても、同じハッシュタグは付けないようにしましょう。便利なハッシュタグツールなどを活用してくださいね。

⑥禁止ハッシュタグを避けること

禁止ハッシュタグとは、誹謗中傷や悪意のある発言などです。
SNSの特性上、顔が見えない人や友人でもない知らない相手とのやり取りもできます。そのため、SNSの利用時間が増えた現代では、その中でのトラブルも多く発生しています。
Instagramの運営も誹謗中傷や悪意のある発言には管理を徹底していますので、最悪の場合はアカウントの停止もありえるでしょう。
ただ、非常識な行動を取らなければ問題ありませんので、そこまで心配しないでくださいね。

⑦ステルスマーケティングをしない

Instagramでの集客にインフルエンサーを使うのは、効果が高いです。
しかし、ステルスマーケティングになると炎上にもつながります。ステルスマーケティングは、いわゆる「やらせ」です。
アメリカやイギリスでは、明確に違法となっていますが、日本では明確に違法とはなっていません。しかし、ばれると炎上、最悪の場合は企業の存続にも繋がりますので、ステルスマーケティングをしないようにしましょう。  

まとめ

Instagramのハッシュタグを効果的に付ける方法や重要性についてまとめました。
・Instagramの利用者数は多く、調べものをInstagramのハッシュタグ機能で「タグる」人が急増しており、企業の集客やブランディングに必要不可欠
・7つの効果的なハッシュタグの使い方を活用する
・ハッシュタグ分析ツールを使い、人気のハッシュタグを使う
今回の記事を読んでInstagramのハッシュタグを効果的に付ける方法についての疑問が解消されたでしょうか？
ハッシュタグを利用してInstagramで上手く集客や企業ブランディングをしてみてくださいね。