企業向けInstagramアカウント完全解説【種類・機能・活用法】

企業向けInstagramアカウント完全解説【種類・機能・活用法】

更新日:2023/02/06

Instagramには「個人アカウント」と「プロアカウント」の二種類のアカウント形態が存在します。それぞれのアカウントでできることを把握し、Instagram活用のねらいに合わせてアカウント形態を選ぶ必要があります。 本記事では企業向けに最適な「プロアカウント」についてその種類や機能、活用法について解説します。

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Instagramについて 

インスタグラム
Instagramとは、写真や動画を中心に投稿するSNSで、世界中で人気があります。
2022年1月時点では、日本国内で月間アクティブユーザーが4,610万人以上もおり、世界では10億人以上のユーザーがいます。
そのため、Instagramを活用してマーケティングや集客を行う企業や広告を掲載する企業も多くなってきており、それに伴いInstagramもビジネス向け機能を追加しています。また、Instagramを利用しているユーザーの多くも投稿を見て購買行動に至ったり、Instagramから直接、商品やサービスを購入することが多いです。

企業向けInstagramアカウントとは? 

インスタグラムアカウント
Instagramには、多くのユーザーが利用している「個人用アカウント」と企業や店舗などが利用している「プロアカウント」の2種類があります。
そして企業向けInstagramアカウントとは、プロアカウントのことです。
プロアカウントには「クリエイターアカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があり、企業や店舗以外にもプログラマーやデザイナー、フォトグラファーなどがクリエイター専用に運用するために活用しています。
プロアカウントを利用することによって、個人アカウントでは搭載されていない豊富な機能を利用することができるようになるので、集客やマーケティング、広告掲載を行う時などに、とても効果的に運用することが可能です。そのため、多くの企業や店舗では、「個人用アカウント」ではなく「プロアカウント」に切り替えて運用していることが多いです。

企業向けInstagramアカウントの種類 

企業向けInstagramアカウント(プロアカウント)の種類は、上記で解説した「クリエイターアカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類です。
ここでは、2種類のプロアカウントについて、それぞれ解説します。

クリエイターアカウント

インスタグラムクリエイター
クリエイターアカウントとは、主にインフルエンサーやYouTuber、デザイナーやフォトグラファーなどのクリエイターに向けて用意されているプロアカウントの1つです。
クリエイターアカウントを利用することによって、クリエイタースタジオという機能を使い予約投稿したり、インサイト(分析)やInstagram広告、ショップ機能が利用できるようになります。さらに、自分のアカウントのプロフィールに「クリエイター」「作家」「アーティスト」などのカテゴリーを追加できるようになるので、アカウントを見たユーザーは一目でどのような人物なのか判断でき、フォローにも繋がりやすくなります。そのため、Instagramで活動の幅を広げたいクリエイターは、クリエイターアカウントに切り替えることをおすすめします。

ビジネスアカウント

インスタグラムビジネス
ビジネスアカウントとは、企業や店舗がInstagramを使ってマーケティングや集客を行うために用意されているプロアカウントの1つです。
個人用アカウントで企業や店舗のアカウントを運用することも可能ですが、ビジネスアカウントではビジネスに特化したさまざまな機能があるので、切り替えることが効果的です。
ビジネスアカウントでは、主にインサイト(分析)、Instagram広告、ショップの開設、予約ボタンの設置、チャットの返信テンプレート作成、閲覧制限(年齢制限)などの機能が利用可能です。また、ビジネスアカウントは誰でも気軽に切り替えることができるので、ビジネス目的でInstagramを運用している場合は、ビジネスアカウントに切り替えることで利益を得やすくなります。

企業向けInstagramアカウントの機能 

インスタグラム
企業向けInstagramアカウントには、個人用アカウントでは利用できない豊富で便利な機能が多くあります。実際に、企業向けアカウントを利用することによって、どのような機能を利用することができるのでしょうか?
ここでは、企業向けInstagramアカウントの主な機能を5つ解説します。

インサイト(分析機能)

プロアカウントに切り替えることによって、投稿やストーリーズ、リールなどのアクセス状況を細かく分析することが可能です。
主に、インプレッション、エンゲージメント、リーチ、プロフィールへのアクセス数などの情報を確認できるので、ビジネスに限らずアカウントを成長させる上で、最適な機能です。
日々の投稿で、フォロワーからのアクセス数よりフォロー外がアクセスしている割合が多い投稿などを分析すれば、新規ユーザーを獲得するためのヒントにも繋がります。さらに、インサイトを使えば、どのような投稿にニーズや人気があるのか確認したり、人気のない投稿の原因を探ることも可能です。そのため、インサイトはフォロワーやアクセスを増やしたい場合は、必須の機能の1つです。

アクションボタンの設置 

プロアカウントでは、飲食店の席予約やサービスの予約などを行えるアクションボタンをプロフィールに設置できます。
プロフィールにアクションボタンを設置することによって、アカウントを見たユーザーは気軽に気になる店舗やサービスの予約が行えるようになるので、購買行動を促しやすくなります。また、アクションボタンに加えて、電話番号や住所、メールアドレスなどの連絡先オプションも設置可能です。連絡先情報があることで、プロフィールに「問い合わせ」を設置できるようになるので、ユーザーは気軽に質問や悩みなどが行えます。
広告

Instagram広告の配信 

Instagram広告の配信は、プロアカウントに切り替えることによって利用できます。
また、フィード、リール、発見タブなどの場所に、画像や動画、アンケート、ショッピング広告などの豊富なフォーマットで広告が配信可能です。そのため、数多くのSNSの中でも、Instagram広告による宣伝効果はとても高く、ユーザーひとりひとりに適したアプローチが行えます。
Instagram広告は、配信期間や配信場所によって費用を決めることができ、配信範囲やターゲットの選定も行えるので、自社の狙っているターゲットにダイレクトにアピールできます。

クイック返信

プロアカウントでは、多くのユーザーから送られてくるチャットの返信を「クイック返信」という機能を使うことによって、効率化させられます。
同じ内容のチャットに対して、クイック返信を使ってテンプレートを作成して、それを返信することで、問い合わせを効率化させることが可能です。また、「よくある質問」に対する回答も、テンプレートを作成して回答できるようになるので、運用コストが大幅に削減します。さらに、しっかりとユーザーとの接点を持ちながら、作業効率を向上させられるので、とても便利な機能です。

ショッピング機能 

プロアカウントに切り替えることによって使えるショッピング機能では、投稿やストーリーズに、直接購入リンクを貼り付けることができます。
企業が商品やサービスを投稿で紹介・拡散した時に、興味を持ったユーザーが気軽に購入ページにアクセスできるようになると、ユーザーの手間が減り購買行動を促しやすくなります。また、Instagramから直接商品を購入しているユーザーは年々増加し続けているので、ショッピング機能を活用して、消費者の行動に沿ったマーケティングを行えば、大きな利益に繋がりやすくなります。

企業向けInstagramアカウントの活用法 

インスタグラム
企業向けInstagramアカウントでは、ビジネスで活用できるさまざまな機能があり、多くの企業や店舗が活用しています。
続いては、企業向けInstagramアカウントの活用法を、主に5つ紹介します。

ターゲットを明確化させる

Instagramに限らず、企業がマーケティング活動によって利益を上げるためには、ターゲットの明確化が大切です。
そしてプロアカウントでは、インサイトを活用することによって、どのようなユーザーが投稿やプロフィールを見ているのかや年齢層や男女比などを知ることができます。そのため、「自社が狙っているターゲットにアプローチできているのか?」「どのターゲット層に人気があるのか?」などの疑問を解決させることに、とても有効です。
また、過去のアクセスやフォロワー数の増減をグラフで確認できるので、Instagramのみでかなり精度の高い分析が行えます。

分析・改善して運用する 

インサイトを活用して分析・改善を行い、自社のアカウントのアクセスやフォロワーを増やすための運用を行っていけば、知名度やブランド力は少しずつ向上していきます。
時には、アクセスやフォロワーが減少してしまうこともありますが、しっかりとインサイトを使って分析すれば、最終的に改善することも可能です。そのため、プロアカウントを運用している場合は、徹底した分析・改善を繰り返してアカウントを成長させるために活用させましょう。
インスタグラム

ブランディングを行う

写真や動画をメインに投稿するSNSであるInstagramでは、TwitterやFacebookようなテキストメインのSNSよりもブランディングしやすいです。
投稿する写真や動画の雰囲気や色などに統一感を持たせたり、独自のハッシュタグを毎回使用するなどによって、見ているユーザーは企業イメージを掴みやすくなります。
多くのユーザーから「〇〇といえば〇〇」ような企業イメージがつけば、競合とも差別化できたり、強いブランドイメージを作ることが可能です。そのため、プロアカウントはブランディング強化のために活用することも、効果的な方法の1つです。

広告を活用する 

Instagram広告について上記でも解説しましたが、豊富なフォーマットをさまざまな場所に配信でき、費用も配信期間や場所によって調節することが可能です。そのため、どのような企業アカウントやターゲットに向けても効果的に作用させることができ、高い宣伝効果を期待できます。
さらに、Instagram広告を見たことによって、購買意欲が高まったユーザーがアカウントを訪問した時に、アクションボタンやショッピング誘導リンクを見つければ、直接購入する可能性も高いです。また、コストもその他の広告と比較しても高くないので、広告を活用することも効果的です。

ストーリーズを活用する

フィードには、投稿以外にも画面上にストーリーズが表示されるようになっています。
そして、ストーリーズはスワイプが右画面タップによって気軽に次々と確認できるので、暇つぶしなどで見ているユーザーは多いです。そのため、ストーリーズに新作商品やサービスの紹介や購入ページの掲載をしている企業や、アンケートや質問を載せてユーザーとの接点を作っている企業は多いです。
また、広告配信にも適している場所なので、ストーリーズ機能を効果的に活用すれば、アカウントの認知度やコンバージョン率の向上に繋がりやすくなります。

Instagram運用で活用できるMAツール「sikiapi」

sikiapi
Instagram運用で悩んでいる企業やInstagram運用に費やすリソースが足りないと感じている企業は、Instagram運用に効果的なMAツール「sikiapi」の導入を検討してみることをおすすめします。
sikiapiでは、主にユーザーひとりひとりのメッセージに対して適切に対応するシナリオ配信やフォロワー、アクセス管理、ユーザーの属性分けなどビジネスで活用できるさまざまな機能を搭載しています。
Instagram運用でお悩みの企業は、ぜひ1度公式サイトを確認してみてください。
sikiapi 公式サイト
インスタグラム

まとめ 

Instagramは、世界中で高い人気のあるSNSの1つであり、日本国内だけでも多くのアクティブユーザーが存在しています。
また、ビジネスとして利用している企業アカウントやビジネス向けの機能が次々と誕生しており、今後もInstagramはビジネスの場として大きく盛り上がり続けるでしょう。そのため、Instagramに参入している企業はすでに数えきれないほど多くなっており、多くのユーザーもすでに利用している企業が固定化していることが多いです。
これからInstagramへの参入を考えている企業やInstagram運用で悩んでいる企業は、今回解説した機能を効果的に活用して運用してみましょう。

柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。